横垣哲也のミソ知る

時代に乗り遅れたテレビカメラマンがブログを始めました。

ロケに行きたい人、この指とまれ<148日目>

 

 

 突然ですが僕と一緒にロケに行って働きたい人を募集します。

 お互いにスケジュールを調整したのち、参加して頂くロケを決めます。勤務時間は担当するロケのスケジュール通りになりますので、朝が早い場合もあれば夜も遅い場合もあります。もちろんその逆も然りです。

 老若男女、業界未経験者、年齢も一切問いません。このブログを一度でも読んだ方なら誰でも応募可能です。スキルは求めていません。人とちゃんと挨拶が出来れば問題ありません。

 業界経験者ならその人の能力を判断して業務をお願いするのですが、未経験者の場合はおそらくアシスタント業務になり、主に機材の運搬をお願いすることになります。

 謝礼はお支払い致します。時給ではなく日当になります。この場で金額を書くのは野暮なので控えさせて頂きますが、業界基準の金額は保証致します。他業種と比べても少なくない方だと思います。

 応募方法ですが、SNSやブログのコメント欄に『一緒にロケ行きたい』と簡単なメッセージを書いて頂ければOKです。

 

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 「いきなり何だ?」って思った方も多いかもしれません。同業者なら「こいつは何をやってんだ?仕事をナメているのか」とツッコまれるでしょうね。でも僕は真剣に考えています。

 この仕事の醍醐味ってロケに行くことなんです。それが全てと言っても過言ではありません。僕にとってそこで得た知識と経験と人脈は何者にも変えがたいものになりました。その素晴らしさをもっとたくさんの人に体験して欲しい、それが今回の募集した理由のきっかけです。

 

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 経験者ならともかく未経験だと現場で出来る事は限られてきます。でも誰だって最初は未経験者なんです。僕も未経験でこの業界に入った一人です。出来ない人に出来ない事をお願いするからお互い悲しい思いをするんです。出来ない人でも出来る事はあるはずなので、それを見つけてお願いすれば何の問題もありません。

 そもそも仕事を教える事が目的ではありません。ロケというものを体験してもらって、一緒に楽しい時間を共有する事が目的なんです。

 回りくどく書きましたがわかりやすく言うとインターンシップですかね。しかし業界経験者も含みますので、人によっては職業体験というよりはパートタイムに近いかもしれません。

 

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 正直、このブログを読んでメッセージをくれる人はなかなかいないかもしれませんが、ひとまず年内いっぱいは求職者を募集してみます。

 これからの時代は会社が人を選ぶのではなく、人が会社を選ぶ時代になりました。お互いやりたいことが一致しているのなら、やらない手はないですもんね。

 

 

 

ご精読ありがとうございました。

立場をわきまえれば何だっていいじゃない<147日目>

 

 

ENGロケの現場で言うと、ディレクター、カメラマン、音声、照明、ドライバー、アシスタントに役割を分けることが出来ます。もちろん状況や内容にもよりますが、少しでも良い作品を目指すならば、1人で作るのではなく数名のチカラが必要になってきます。

僕はその中の一つ、カメラマンという役割を主にしています。毎日が刺激的で楽しく仕事をさせて頂いているのですが、あえて不満を上げるとするならば、番組に対して最初から最後まで一貫して関わることができません。テレビ番組の製作って分業制なんです。

 

その点ブログは自己完結です。

文章構成、執筆、校正、配信、すべての作業を僕1人で行います。番組制作に置き換えて考えてみると、文章構成は制作、執筆は技術、校正はオフライン、配信はテレビ局といった具合でしょうか。内容が良くても悪くてもすべて自分の責任になるのです。

最初から最後まで全部一人でやってみたい。普段の仕事では絶対に出来ない事をブログという違うフィールドで発散しているだけなんです。アフィリエイトなどで副収入を得る為にブログを始めたわけではありません。自分だけで創りあげた作品を不特定多数の方に読んで頂ける事に喜びを感じています。

 

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先程も書きましたが僕はカメラマンという仕事を楽しくさせて頂いているのですが、実はカメラマンという役割に対して何の未練もありません。やる気があるとかないとか好きとか嫌いの話ではなく、これは考え方の話です。簡単に言えばなんでもやりますスタイルなんです。

 

先日もテクニカルディレクター(TD)という立場で仕事をさせて頂きました。現場スタッフが楽しく良い撮影ができる環境をいかに整えられるかを第一に考えて事前に準備をします。予算のことや食事のこと、移動手段までありとあらゆる可能性と手段を模索しながら一番いい着地点を探りました。

普段と違うことをするのはとても大変なのですが新しい発見もたくさんあるんです。メチャクチャ疲れましたが、ベラボウにやりがいがありました。

 

少し話が逸れましたが、要は職種なんてなんだっていいんです。その時々で与えられた役割をちゃんと果たせれば良いのではないでしょうか?

お父さんは外に出て仕事をしてお金を稼ぎ、お母さんは家にいて子供の世話や家事をこなし、子供は学校に行って友達をたくさん作って勉強する。もちろんそれぞれのライフスタイルなのでそれを否定はしませんが、別にお互いの立場さえ明確であれば役割は固定しなくてもいいのではないでしょうか?

一つの例として家族構成を取り上げましたが、そういう考え方も今ではもう古いですよね。お母さんも働きますし、お父さんも家事をしますし、子供も将来の夢はYouTuberです。それぞれが笑顔で仲良く支えあえればそれでいいじゃないですか。

 

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会社で作って頂いた僕の名刺には『撮影 横垣哲也』と書かれているのですが、次に新しい名刺を発注する時には肩書を取っ払ってやろうと考えています。時に肩書は役割を明確にする為に必要ですが、色んな可能性を広げたい人にはあまり必要無いのかもしれませんね。

 

 

 

ご精読ありがとうございました。

鉄とブログは熱いうちに打て<146日目>

 

 

明日も朝が早いんです。でも今日という日は今日しかありません。

今この熱量のままブログを書かないとなんだかもったいない気がするんです。

どれだけ書けるかわかりませんが、布団に入りながらスマホでポチポチ文章を作ってみたいと思います。

 

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先日のブログでも書きましたが、撮影スタッフ約20名集めた大きなイベントの仕事が愛知県でありました。

とても疲れました。

普段慣れないことをしたので頭はパンパン、スマホの充電は空っぽです。

今日一日を通して、思うことや感じることがたくさんあります。

言いたいことがまだまだあるのですが、連日の疲れのせいか、はたまた緊張の糸が切れてしまい、まぶたも重たくなってきました。

一つ言えることは目の下に2匹クマが出来てまいました。

さっき鏡を見たのですがそりゃどうしようもなくひどい顔でした。

 

あくびが止まりません。もうダメです。

 

今日助けて頂いたスタッフの皆様に、グループLINEでお礼のメールを書いて寝ることにします。

 

おやすみなさい。

 

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ご精読ありがとうございました。

空いてるかな?やっぱりダメかな?<145日目>

 

 

この世には2種類のカメラマンがいます。忙しいカメラマンとそうでないカメラマン。コロナだ不景気だとて、忙しいカメラマンには次々仕事が舞い込んできます。僕の周りにも忙しいカメラマンがたくさんいらっしゃいます。その人達に仕事のお願いをしたくても大抵スケジュールが埋まっています。これはカメラマンに限った話じゃないですね。音声やカメアシにも同じ事が言えます。

 

お願いする側はダメ元のつもりで連絡をするのですが、案の定断られて残念な気持ちになります。こうなる事はわかっているんです。でも次はもしかしたら?って思うじゃないですか。わからないことをウジウジ考えるのも嫌だし、ズバッと聞いて断られた方が諦めもつくってもんです。でもごく稀にオッケーをいただける事があります。そんな時は思わず声を出して喜びます。心の中でハイタッチです。この瞬間が僕は好きです。

 

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今度愛知県でスタッフを約20人探して撮影をお願いするという仕事があります。簡単に20人と言いましたがこれがなかなか骨の折れる仕事なんです。

まず日程が合うか確認します。この時点でダメなら何を言ってもダメです。なのでいかに早い段階で予定を押さえるかが重要なんです。

次にお金です。仕事をお願いするにはギャラが必要なんです。金額は1dayいくらってある程度相場が決まっています。提示した金額で引き受けてくれたら契約成立です。

 

今回、色んな事情もあって年齢が若いスタッフを中心に声をかけて行きました。そもそもこのご時世でテレビ業界に憧れて働く若者の数は少なくなっています。おそらく夢がないんでしょう。やってみたらまあまあ面白い仕事なんですけどね。

とにかくスタッフを探さなくてはいけません。会社や業態に関係なく、たくさんの若者に声をかけていきました。そして周りの皆様の御協力に助けられて、何とかスタッフを揃える事が出来ました。この場を借りて感謝の気持ちをお伝えさせていただきます。ありがとうございました。

 

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見つかれば誰でもいいわけってじゃありません。今度の愛知での仕事も、普段の仕事もそうなのですが、僕は一緒に仕事をしたいと思える人達と楽しく現場を共有したいです。信頼できる人と働くってとても気持ちがいいんです。

そんな仲間にこれからたくさん出会いたいものです。

あなたの周りで、一緒に仕事がしたいと思える仲間は何人いますか?

 

 

 

ご精読ありがとうございました。

後付けなんだから、理由なんていくらでもある<144日目>

 

 

なぜフリーランスを辞めて会社員になったのか?そんな質問をよくされます。そういう話って面白いですよね。実は僕も大好きです。知ったところで自分の人生になんの影響もないのに聞きたくなります。

おそらく他人と自分を比較をする事で自分の立ち位置を客観的に見つめたいのかもしれません。自分の評価は人と比べることでしかできませんからね。

会社員になった理由は大きく2点に分けることができます。1つは自分の仕事をもう一つ上のステージにあげたかったから。もう1つは良い会社だったから。

 

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ではまず1つ目の理由について説明します。フリーランスを5年もしているとある程度仕事のペースが確立されていきます。生活するために必要な日数を働いて、自分で休みを調整します。そこに何の問題もありませんでしたが、あえて言うと問題がない事が問題に思えてきました。今まで以上に色んな仕事に携わって、たくさんの人と出会うためには、環境を変える必要があると感じたわけです。イキって「もう一つ上のステージ」と書きましたが、環境を変えたかっただけです。

2つ目の理由、良い会社はそのまま捉えて下さい。良い会社なんです。これはあくまで自分にとって良い会社という話です。僕は働く上で『お金』と『仕事』と『人』のバランスが大事だと考えています。今の会社はこのバランスが良い。

お金ですが、給与体制がちゃんとしています。他のプロダクションと比べても悪くはないと思います。福利厚生があるのも大きいですね。このおかげで社員の負担が少ないんです。

仕事は自由にやらせてもらっています。会社の仕事をしないからといって咎められるようなこともありません。仕事のスタンスはフリーランスの時と何にも変わりません。なかなかこんなに融通の効く会社は少ないと思います。

あとは人ですが、なんといっても社長の人柄につきます。年齢はもういい歳なのですが、まだまだ現役で仕事をしています。とにかく仕事が大好きなんです。少しせっかちな所はありますが、思いやりのある優しい方なんです。あまり言うと手前味噌になるのでこれくらいにしておきます。

 

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偉そうな事を言うつもりはありませんが、人生なんてタイミングだと思います。強くそれを望んだとしてもその通りになるとは限らないし、望んでいなくても気がついたらそうなってしまうこともあります。

流れに逆らわず生きてきたらまた会社員になっていました。そしてこれからも流れに逆らうつもりはありません。

将来この会社に入って良かったと思えるように明日も仕事を頑張ります。

 

 

 

ご精読ありがとうございました。

仕事が趣味とは言いたくない<143日目>

 

 

 

問題点があるから不安なんです。

不安になると気持ちが落ち着きません。人によって感じ方も違うのかもしれませんが、僕は細かい性格なので気になることが多いんです。

 

カメラマンって撮影するだけが仕事じゃありません。最近少し生活が乱れています。ここらへんで気持ちの整理もしておきたいので、普段僕がしている業務を一度整理してみることにします。

 

①カメラマン

はい、これが一番大切です。現場に出ないと1円の利益もありません。カメラマンはロケに出て、いい撮影をする事が全てなんです。

 

②受注対応

フリーランス時代の名残で直接仕事の依頼を受けます。『◯日空いてますか?』に対して、スケジュールを確認して空いていればもちろん受けますし、空いてなければ丁重にお断りしなくてはなりません。

 

③打ち合わせ

制作スタッフとどんな撮影でなんの機材を使用するのか一緒に考えます。スタッフの人数や予算を相談して、撮影に万全な体制を整えます。

 

④ロケスタッフの手配

会社や個人に来た仕事を、社員スタッフで対応出来れば一番いいのですが、仕事が被るとそういう訳にはいかない時があります。そんな時は他の会社やフリーランスに助けてもらわなければなりません。電話やメールで信頼できる仲間に声をかけていきます。

 

これらと合わせて毎月末は請求書の作成、確認という業務も増えてきます。

 

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まあざっくりとこんなもんでしょうか。他のカメラマンの方もこれくらいは当たり前にやられていると思います。

ではなぜ僕はこんなにも不安を感じているのでしょうか?

 

まず考えられるのはロケの時間です。2時間で終わるロケもあれば20時間かかるロケもあります。やりたい仕事をしているだけなので、なんの文句もありませんが、ロケが早く終わる仕事は嫌いじゃないです。

 

次にスマホです。こいつのおかげで24時間営業ができます。受注や発注や打ち合わせ、ロケ以外の仕事がスマホ1つで出来てしまうんです。それを便利と捉えるのか、はたまた束縛と捉えるのか。

 

要はプライベートの時間を作れていないだけなんです。

本を読んだり、映画を観たり、料理をしたり、気持ちを切り替える時間を作るのがとてつもなくヘタなのでしょう。気持ちが切り替えられないから不安になってくるんです。何か趣味でもあればいいんでしょうね。

 

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原因がわかればそうならないようにすれば良いだけの事。そこで時間の使い方を見直します。1日1時間、カメラとスマホを持たない時間を作ります。はい、今決まりました。

 

自分のことをつらつら書いているだけなので読んでいる方にとっては何も面白くないかもしれませんが、こうして書くことで気持ちの整理と切り替えをしています。

当分このブログは僕の公開日記のように書いてみようと試みます。不安になったら自分が変わるしかない。

 

 

 

ご精読ありがとうございます。

人生の洗濯は嫌いじゃありません<142日目>

 

 

前回の更新から8日が経ちました。

毎日書きたいと思ってはいるものの、なかなかうまくはいきません。

『忙しい』を理由にしたくはないのですが、心の奥底では『忙しいから』と言い訳してしまっている自分に、つくづく小さい人間だなぁと再認識します。

 

普通に生活をしていたので変化は特に無いのですが、あえて一つ挙げるとしたら口内炎が出来ました。今回は口の中を噛んだ影響で出来た訳ではなく自然発生したパターンです。不規則な生活が原因かと思われます。あと気持ちの切り替えがうまく出来ていないのでしょう。だからブログも手につかなかったんです。

 

この話、誰が興味あんねん。いっそのこと今日は誰も興味が無い話を書こうと思います。

 

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こんな話があります。

 

ある若者が右も左もわからないまま、テレビ業界にADとして飛び込みました。

会社はひとまず研修の研修という形で様子を見る事になります。

やる気と気合いは十分なのですが、実際働いてみるとなかなか思うようにいきません。

それもそのはず、若者はどうしようもないくらいのポンコツADでした。

 

ひと月が経ち、若者は会社の責任者に呼ばれて戦力外通告を受けます。

会社はある選択を与えました。

この会社を諦めるか、違う部署でもう一度研修の研修をしてみるか。

 

若者は一晩悩み考えました。

そして次の日。若者は責任者にこう答えます。

 

『会社を諦めます。』

 

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お察しの通り、この話に出てくる若者というのはこの僕です。今はこうしてカメラマンを生業としているのですが、あの時に諦めていたら全く別の人生を歩んでいたでしょう。僕の人生においてまあまあのターニングポイントだったに違いありません。

 

『諦めます』と言った若者がその後どうなったのかは、また今度ブログで書こうと思います。

 

こんな話にお付き合い頂きありがとうございます。環境や心境の変化にともない、ブログも少しずつ変化していきたいと考えています。

 

 

 

ご精読ありがとうございます。