「巻く」・・・予定の時間より早めに進むこと
業界用語の中でも比較的よく耳にします。
カメラマンにとって必要なスキルはいくつかありますが、
僕は「早さ」も重要だと感じます。
時間がない時、
遅いカメラマンだとディレクターはイライラします。
では、遅いカメラマンは何に時間がかかっているのか考えましょう。
①段取りが悪い
②機材の扱いに慣れていない
③何度も撮り直す
まず①ですが、次の展開を考えて行動していない時によく起こります。
動きに無駄が多いので待ち時間が発生します。
②について、
カメラのメーカーや同じ機種でも操作方法や微妙にクセが違います。
使い慣れていないと、一つ一つの行動を確認しないといけなくなるので、時間がかかるのです。
③は技術不足。
操作が上手くできないから何度も取り直すとその分、時間もかかります。
ざっとこんな感じでしょうか。
次に早く撮影する為にはどうすればいいか考えます。
①は予測すること。ある程度の経験も必要ですが、
常に思考し続ける練習をすることで改善していきます。
②ですが、一番簡単な方法は自分の機材を持つことでしょうね。
毎日同じ機材を使用することで体に馴染んでいきます。
それが無理なのであれば、撮影前に使う機材を一度触っておく事。
操作方法やクセを理解しておくことで動作がスムーズになります。
③は練習ですね。
毎日カメラを触っていれば誰でもうまくなるもんです。
ここで間違えてはいけないのが、
早ければなんでもいいとは限りません。
まずは、
慌てずきっちり丁寧に撮影すること
が大前提にあります。
それを踏まえて「早さ」が必要なのです。
自分に負荷をかけること。
この負荷が成長に繋がります。
ここからが今日の本題、巻くことの真理について書いていきます。
巻いて撮影していくことでリズムが生まれます。
テンポがよくなってくると、だんだん集中力も上がり、
操作の精密度が上がります。
頭の回転も早くなるので、視野が広がり予測ができて、
カメラワークのキレもよくなります。
素早く撮影することで時間に余裕ができます。
その分、ちょっとこだわって撮影もできますし、
インサートも1カット多めに撮れることでしょう。
そして何より大事なのは、
ロケが早く終わります!
いい仕事をして、早く帰って、ビールを飲む。
巻くことって大事ですね〜
もう一つブログ書いています。
題して、
「ガッキーのブログ反省会」
良かったらそちらも合わせて読んでくれると嬉しいです。
https://yokocamera.hatenablog.com/
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ご精読ありがとうございました。