横垣哲也のミソ知る

時代に乗り遅れたテレビカメラマンがブログを始めました。

巻くカメラマンの真理<17日目>

「巻く」・・・予定の時間より早めに進むこと

 

業界用語の中でも比較的よく耳にします。

 

 

カメラマンにとって必要なスキルはいくつかありますが、

僕は「早さ」も重要だと感じます。

時間がない時、

遅いカメラマンだとディレクターはイライラします。

 

では、遅いカメラマンは何に時間がかかっているのか考えましょう。

 

①段取りが悪い

②機材の扱いに慣れていない

③何度も撮り直す

 

まず①ですが、次の展開を考えて行動していない時によく起こります。

動きに無駄が多いので待ち時間が発生します。

 

②について、

カメラのメーカーや同じ機種でも操作方法や微妙にクセが違います。

使い慣れていないと、一つ一つの行動を確認しないといけなくなるので、時間がかかるのです。

 

③は技術不足。

操作が上手くできないから何度も取り直すとその分、時間もかかります。

 

 

ざっとこんな感じでしょうか。

 

 

次に早く撮影する為にはどうすればいいか考えます。

 

①は予測すること。ある程度の経験も必要ですが、

常に思考し続ける練習をすることで改善していきます。

 

②ですが、一番簡単な方法は自分の機材を持つことでしょうね。

毎日同じ機材を使用することで体に馴染んでいきます。

それが無理なのであれば、撮影前に使う機材を一度触っておく事。

操作方法やクセを理解しておくことで動作がスムーズになります。

 

③は練習ですね。

毎日カメラを触っていれば誰でもうまくなるもんです。

 

 

ここで間違えてはいけないのが、

早ければなんでもいいとは限りません。

まずは、

 

慌てずきっちり丁寧に撮影すること

 

が大前提にあります。

 それを踏まえて「早さ」が必要なのです。

 

自分に負荷をかけること。

この負荷が成長に繋がります。

 

 

ここからが今日の本題、巻くことの真理について書いていきます。

 

巻いて撮影していくことでリズムが生まれます。

テンポがよくなってくると、だんだん集中力も上がり、

操作の精密度が上がります。

頭の回転も早くなるので、視野が広がり予測ができて、

カメラワークのキレもよくなります。

 

素早く撮影することで時間に余裕ができます。

その分、ちょっとこだわって撮影もできますし、

インサートも1カット多めに撮れることでしょう。

 

そして何より大事なのは、

 

ロケが早く終わります!

 

いい仕事をして、早く帰って、ビールを飲む。

巻くことって大事ですね〜

 

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もう一つブログ書いています。

題して、

 

「ガッキーのブログ反省会」
 
良かったらそちらも合わせて読んでくれると嬉しいです。
https://yokocamera.hatenablog.com/


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ご精読ありがとうございました。