「技術」のお話です。
カメラマン以外の方に読んでいただきたいです。
当たり前のことを言いますが、
テレビで見ている映像はカメラマンが撮影しています。
画角を変えてレンズの操作をしています。
あとボケないようにピントも合わせています。
最後に明るさを調整しています。
ゆっくり時間をかけて撮影できる環境なら、なんとか出来そうなもんですが、
バラエティー番組でよく見る映像を思い出して見てください。
寄って引いて、動いて寄って、また引いて!
以上の事を話に合わせて、一瞬で判断して操作しているんです。
僕がアシスタントの頃、カメラを振っているカメラマンの姿を見て、ビックリしたのを覚えています。
試しに自分で操作してみると、何がなんだか訳がわからなくなりました。
この凄さを少しでも理解してもらいたいので、
今から具体的に話をしていきます。
カメラの構造です。
下の写真はカメラのレンズ部分です。
少しわかりにくいかもしれませんが、
左から、
フォーカス(ピントを合わせる)
ズーム(画角を決める)
アイリス(明るさを調整する)
になっています。
構えると、
左手の人差し指でアイリス
中指でズーム
薬指と小指でフォーカス
を操作します。
例えば、
この画角から真ん中の木にズームインします。
この場合にしたカメラの操作は、
中指でズームインして、小指でピント合わして、人差し指で明るさを合わせる、という動きになります。
この動きを一瞬で行います。
これがバラエティー番組だと、
芸人さんの話に合わせて、瞬間的に、連続的に操作しているんです。
かなりの集中力、想像力、体力、判断力が必要なんです。
こう書くと、なんかF1レーサーみたいでカッコいいですね〜
明日はもう一つ掘り下げて書いていきます。
もう一つブログ書いています。
「ガッキーのブログ反省会」
https://yokocamera.hatenablog.com/
良かったらそちらも合わせて読んでくれると嬉しいです。
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御精読ありがとうございました。