横垣哲也のミソ知る

時代に乗り遅れたテレビカメラマンがブログを始めました。

プロのテクニック(レンズ操作編①)<19日目>

「技術」のお話です。

カメラマン以外の方に読んでいただきたいです。

 

当たり前のことを言いますが、

テレビで見ている映像はカメラマンが撮影しています。

画角を変えてレンズの操作をしています。

あとボケないようにピントも合わせています。

最後に明るさを調整しています。

 

ゆっくり時間をかけて撮影できる環境なら、なんとか出来そうなもんですが、

バラエティー番組でよく見る映像を思い出して見てください。

 

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寄って引いて、動いて寄って、また引いて!

 

以上の事を話に合わせて、一瞬で判断して操作しているんです。

僕がアシスタントの頃、カメラを振っているカメラマンの姿を見て、ビックリしたのを覚えています。

試しに自分で操作してみると、何がなんだか訳がわからなくなりました。

 

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この凄さを少しでも理解してもらいたいので、

今から具体的に話をしていきます。

カメラの構造です。

下の写真はカメラのレンズ部分です。

 

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少しわかりにくいかもしれませんが、

左から、

フォーカス(ピントを合わせる)

ズーム(画角を決める)

アイリス(明るさを調整する)

になっています。

 

構えると、

 

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左手の人差し指でアイリス

中指でズーム

薬指と小指でフォーカス

を操作します。

 

例えば、

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この画角から真ん中の木にズームインします。

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この場合にしたカメラの操作は、

中指でズームインして、小指でピント合わして、人差し指で明るさを合わせる、という動きになります。

 

この動きを一瞬で行います。

これがバラエティー番組だと、

芸人さんの話に合わせて、瞬間的に、連続的に操作しているんです。

 

かなりの集中力、想像力、体力、判断力が必要なんです。

こう書くと、なんかF1レーサーみたいでカッコいいですね〜

 

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明日はもう一つ掘り下げて書いていきます。

 

 

もう一つブログ書いています。

 

「ガッキーのブログ反省会」
 https://yokocamera.hatenablog.com/
良かったらそちらも合わせて読んでくれると嬉しいです。

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yokologue@gmail.com

 

 

御精読ありがとうございました。