先日の『カメラマンにしてほしいこと』僕自身、仕事に反映させていただいております。
ブログではまとめきれなかった少数意見が他にもたくさんあり、そのほとんどはカメラマンに対しての細かい技術的な内容でした。
「FIXは長めに置いておいてほしい」
「カットの最初と最後は5秒ほしい」
「そのカット必要?って言わないでほしい」
「バリエーションを多めにとってほしい」
以上のことをカメラマンが出来ているとディレクターは編集の時に助かります。
これ、新人カメラマンなら誰もが教わることなんです。
基本中の基本。いつからかその基本ができなくなってしまうんです。
わかってはいるんです。
たった「5秒」が待てないんですよ。
カメラマンはみんな、せっかちなんです。
もう少し心に余裕が欲しい・・・
自分もそうなんですけど、他のカメラマンも思い当たる節があると思います。
ここ数日、僕は「技術的なカメラマンにして欲しいのこと」を意識して撮影しています。
意識して撮影しているとロケ時間はいつもより少し長くなるかもしれませんが、なんとなく「厚み」のある撮影になっているように思います。
ちょっとだけ上手くなったかも⁈って勘違いもしています。
ちなみにFIX15秒を撮るコツがあるんですけど、それは声に出して秒数を数えること。
間違いなくFIX15秒撮れます!
横にいるディレクターでも構いませんので確実に15秒欲しいときはみんなで数えましょう。
こうしてみるとプロとして基本が大切なんだと改めて実感いたしました。
そういえば昔、干支がふた回り以上離れたレジェンド級のカメラマンと食事させてもらったことがあり、当時カメラマンになりたての僕はその方に「撮影の時に意識されていることはなんですか?」と伺いました。その方は少し考えてこう言いました。
「撮影する時にゴミ袋とかが画角に入ってて、もし動かせるようなら一旦退けることかな〜」
もっとカッコいいこと言うのかと期待していたのもありましたが、その言葉を聞いて「ん〜深いな〜」って思った記憶があります。レジェンドが言うからより深いんでしょうね。
カメラマンは撮った画に対して責任があります。
いろんな状況はあるかと思いますが、基本を忘れずに丁寧に仕事をすることが大事なんでしょうね。
もう一つブログ書いています。
「ガッキーのブログ反省会」
https://yokocamera.hatenablog.com/
良かったらそちらも合わせて読んでくれると嬉しいです。
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ご精読ありがとうございました。