横垣哲也のミソ知る

時代に乗り遅れたテレビカメラマンがブログを始めました。

いち早くテレビカメラマンになれる方法<52日目>

撮影するためには手順があります。

しかし、誰も手順を教えてくれませんでした。

『仕事は見て覚えるもの』

僕はそう習ってここまできました。

 

テレビカメラマンような専門性の高い技術を教えるのは難しいです。

最後は経験が全てだと思います。

経験は伝えることができても、意図的に同じ経験をさせることはできません。

 

 

 

 プログラミングをしよう

2020年小学校で『プログラミング』が必修教科になります。

IT人材育成が一番の目的なんでしょうが、そもそも理論的に考える力が足りない若者が多いみたいです。

デジタル社会がもたらした副作用なんでしょう。

 

アナログ人間にはなかなか理解できない『プログラミング』ですが、撮影業務を効率的に教える為のヒントがあると僕は考えています。

 

 

 例えばカメラ機材の準備をプログラミングで考えてみます。

  1. カメラ機材にバッテリーをつける
  2. 電源を入れる
  3. 収録メディアを入れる

 

これでいつでも撮影できる状態になりました。

 

 

では次に撮影をプログラミングで考えます。

まず撮りたいものを決めます。

春なんで「桜」としましょう。

 

  1. 撮りたい桜を探す
  2. 撮る場所を決めて三脚をおく
  3. カメラを三脚に乗せて水平をとる
  4. ピントを合わせる
  5. 画角を決める
  6. アイリス(明るさ)を調整する

 

これでいつでも収録できる状態になりました。

 

こうやって手順を教えます。

手順がわかれば誰でも同じことができます。

 

もちろん手順だけ覚えてもプロとは言えません。

良い画を撮影するには「技術」が必要になってきます。

「知識」もなければトラブルに対応できません。

 

しかしまずは「手順」を完璧に覚えるまで繰り返します。

最初は「技術」と「知識」は教えなくていいんです。

 

「技術」を教えてしまうから「見て覚えろ!」になり、

「知識」を教えてしまうから「全然理解してくれない」になるんです。

理解してくれないから怒ってしまい、相手はそれが嫌になって辞めてしまう。

 

 

「手順」というキッカケさえ与えてあげれば、あとは本人が考えます。

要は疑問を持たせる、考えさせることが大切なんです。

 

 

手順→技術→知識の順番が理想的です。

 

 

もちろん順番が違っても教える事は変わりないですし、最終的には理解してくれるでしょう。

しかし人を育てるのには長い時間とたくさんのお金が必要です。

効率的に教育する為に正しい順番を理解した方が時間もお金も損をしません。

 

 

 

と、思うのですが皆さんはどう思いますか?

僕に言われなくても実践している、または過去に実践した方がいらしたなら教えてください。

もっといい方法がある方はご意見伺いたいです。

 


Facebook→横垣哲也
twitter→@yokocamera
instagram→yokocamera5626
メールアドレス→yokologue@gmail.com

 

 

ご精読ありがとうございました。