横垣哲也のミソ知る

時代に乗り遅れたテレビカメラマンがブログを始めました。

テレビカメラマンには〇〇感が求められている<67日目>

僕の仕事はテレビカメラマンです。

では日本全体でテレビカメラマンは何人くらいいるのでしょうか?

ネットで調べてみると写真家・映像撮影者は約7万人。スチールカメラマンも含まれているので、テレビカメラマンの人数はこれよりも少なくなります。

個人的には多くも無いけど少なくもないという印象を受けました。

 

以前から気になっていた事があります。僕の周りにはカメラマンがたくさんいるのに、なぜ制作の方は僕に仕事の依頼をするのでしょうか?

その理由はいくつも考えられるのですが、今回は最近あった2件の仕事の内容を例に挙げて考えていきます。

 

1件目の内容は『電子レンジで作る簡単お料理レシピ』

2件目は『有名レストランが牛乳をふんだんに使ったテイクアウト料理』

 この2つの共通点は料理です。

料理をテレビで紹介する時、いかに美味しそうに撮影出来るかで、番組のクオリティーが大きく左右します。

 

 僕は毎日放送『魔法のレストラン』『ダイドコロ☆ベジタ』という番組で技術協力をさせていただいております。なので料理撮影をしてきた回数はそれなりに多いです。おそらくそれを知っていた制作の方が、今回僕を指名してくれた理由だと推測しています。

 

では制作スタッフの気持ちになって考えてみます。

 

いい番組を作りたい。

美味しそうに料理を撮影しなければならない。

料理撮影の経験が豊富なカメラマンに依頼すれば大丈夫。

 

この大丈夫という感覚、言い換えると安心感です。

安心感を得ることで仕事がスムーズに運び、より良い結果にもつながります。

ディレクターはカメラマンから安心感を求めているのです。

 

相手が何を求めているかがわかれば、それをいい状態で売ればいいのです。

それが僕の『売り』、すなわちカメラマンのオリジナリティーになるのです。

 

 

 

 

それでは自分の『売り』をまとめてみます。

1、『魔法のレストラン』『ダイドコロ☆ベジタ』などのテレビ番組に技術協力している。

2、自分でもよく料理をしているので、作り方や段取りを理解している。

3、もし僕のスケジュールが空いてなくても、料理撮影を熟知したカメラマンや照明のチームをご紹介できる。

 

 

【ちょっと大きめのヒトリゴト

自分の売りを理解してオリジナリティーを伝えることで、お客様に安心感を提供する。

 

 

どうかみなさん

安心してください、はいてますよ。

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御精読ありがとうございました。