横垣哲也のミソ知る

時代に乗り遅れたテレビカメラマンがブログを始めました。

ちゃんとブログと説明書は読みましょう<80日目>

最近、毎朝行っている日課があります。体力づくりのためにランニングしたり、精神を鍛えるため坐禅しているわけではありません。

Twitterです。

ほとんどの人が起き抜けにスマホを見ているんじゃないでしょうか?ニュースを読んだり、メールをチェックしたり、なんとなく眠い頭を起こす為の習慣になってますよね。僕の場合はなんとなくの習慣ではなく、ちゃんと目的を持ってTwitterをしています。

 

twitter.com

 

「ツイートの3行目」というブログがあるのですが、毎朝6時に更新されています。小学校の先生という教育者の立場からの視点で、仕事の考え方や人との向き合い方などをジョークを交えながら約2000文字の文章を毎日書いていらっしゃいます。2000文字というと400字原稿用紙5枚分です。それを毎日ちゃんとした内容で書いているわけですから、学校の先生という仕事は相当暇なんでしょうね。

 

2000文字って普通に読むだけでも3〜5分くらいかかるのですが、僕は30分くらいかけて熟読しています。そろりそろり読んでいる訳じゃありません。何度もなんども読み返しているんです。僕はこのブログに対してTwitter上でちゃちゃ入れツイートをしているんです。なぜこんなことをしているのかというと、それは読解力を鍛えるためなんです。

 

まず読解力を鍛えるために【読書】をしなくてはいけません。最近は意識をして読むようにしていますが、なかなか落ち着いて本を読む時間がないので、ブログくらいのお手軽さが自分にちょうどあっていました。このブログはご丁寧に著者が伝えたい箇所に線を引いてくれています。初心者の僕にとってはとても理解しやすかったんでしょうね。

次に読解力を向上させるには【要約】です。単語の意味や著者の主張を正しく理解し、別の言葉に置き換えます。この部分がTwitterのちゃちゃ入れに繋がりました。長いブログの文章を短い文章のTwitterで要約することが読解力のトレーニングになっているのです。

ではなぜ普通のツイートじゃなくて、ちゃちゃ入れツイートなのでしょうか?それは普通にコメントしても面白くないからです。実はこのブログの著者はかなり性格が悪いです。

 

           f:id:yokocamera:20200601051837j:plain

根性がひん曲がっています。はっきり言って極悪人です。

 

          f:id:yokocamera:20200601051848j:plain

 

つい本音が出てしまいました。

読解するのは文章だけではありません。著書の人間性も読み解いています。どんな顔で、どんな格好で、どんな日常を過ごしていたらこんな文章を書けるのか。文字を通して相手の気持ちを考えることでコミュニケーション能力アップにもつながります。

僕は常々カメラマンはコミュニケーション力が大切だと考えています。ディレクターの狙いは何か?伝えたいことは?番組の趣旨は?読解力を身につけることで仕事の取り組み方に大きな影響を与えてくれます。

 

左脳は言語や計算力、論理的思考を司る脳で、右脳はイメージ力や記憶力、想像力やひらめきを司る脳と言われています。

カメラマンとして足りていなかった能力をブログを始めたことによりで左脳が鍛えられ、脳のバランスが良くなり、最近では仕事の取り組み方にも変化を感じるようになりました。新しいことを始めると思わぬところで自分に戻ってくるもんですね。

 

       f:id:yokocamera:20200601054038p:plain

 

僕は今までちゃんと読書というものをしたことがありません。読んでも『面白かったです』くらいの感想文しか書くことしかできませんでした。こうしてブログを書いていますと、自分の語彙力と表現力のなさをしみじみ感じています。偉い人がよく『本を読みなさい』と諭してくれていますが、その意味が40歳を前にしてようやくわかりました。このブログでもう一度人生読み直します。

 

taishiowawa.hatenablog.com

 

 おそらく以下は文部科学省が出している文章なのですが少し引用します。

およそすべての教員は、教育を受ける子供達の人格の完成を目指し、その資質 の向上を促すという非常に重要な職責を担っている高度専門職であり、学校教育 の成否は、教員の資質によるところが極めて大きい。教育基本法(平成 18 年法律 第 120 号)第9条において、教員は、「絶えず研究と修養に励むこと」、教員の 「養成と研修の充実が図られなければならないこと」が規定されているように、 これまでも常にその資質の向上が図られるよう、法令上、特別な配慮がなされて いるところである。子供たちの成長を担う教員に求められるのは、如何に時代が 変化しようとも、その時代の背景や要請を踏まえつつ、自らが子供たちの道しる べとなるべく、常にその職能を成長させ続けることである。

 

僕の知るTwitter上の先生達は、プロとしてのプライドと文部省の決めたルールの間で日々問答しています。そこには時代背景も大きく関わっているでしょう。

部外者の僕は何も言えませんが、全ての教職員に敬意を込めて今日も今日とてTwitter上でちゃちゃを入れるのでした。

 

【ちょっと大きい声でヒトリゴト

カメラマンもちゃちゃ入れも読解力とセンスが必要。

 

 

ご精読ありがとうございました。