横垣哲也のミソ知る

時代に乗り遅れたテレビカメラマンがブログを始めました。

カメラにリセットボタンはありません<87日目>

おそらく小学校一年生くらいの時には家にファミコンがありました。どういった経緯で購入したかは定かではありません。

一台しかないので兄との喧嘩の種でもありました。一人でプレイするソフトだとどちらが先にやるかで言い合いになります。ある時は仲良くファミスタをやっていても兄に逆転ホームランを打たれたりすると、悔しくなってリセットボタンを押して揉めます。

なので母親に「そんなにケンカするならファミコン捨てるぞ!」とよく脅されたもんです。結果捨てられはしませんでしたが、僕は泣きながら必死でそれを阻止していた思い出があります。

 

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リセットボタン。なんて悪魔的な機能なのでしょう。人生においてもリセットボタンがあったいいのにって考えたことある人は少なくないでしょう。しかしリセットしても、リセットする前に起こってしまったことはリセットできません。

失敗を無かったことにしたとしても時間は巻き戻しできません。

 

 『スーパーマリオブラザーズ』を例に考えます。(あらかじめ言いますが、ちゃんと調べてないので記憶を頼りに書いていきます。)

スタート時のマリオは3機あり、ステージが1から8まであり、最終的にクッパを倒してクリアです。

昔のゲームはかなり難しいです。おそらく一回でクリアできる人はいないでしょう。そのために何度も挑戦します。敵の動きやフィールの仕掛けを全て把握していつか全面をクリアできるのです。

プレイヤーは何時間もゲームを経験することでうまくなります。しかしマリオは何の成長もしていません。死んでしまうと時間も一緒に巻き戻されてしまうからです。

経験値がたまらない。もしマリオもこの事実を知ったらたまったもんじゃありません。もし知ることができたとしても、またその記憶もリセットされてしまいます。なんてかわいそうなマリオなんでしょう。

 

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僕はよく失敗します。前回の記事も失敗しました。読んだ方は「中途半端やな〜」と感じたことだと思います。ブログなんて好きなこと書けばいいので成功も失敗もありません。仕事でもないので誰からも咎められることもありません。

おそらく毎日記事を書くことで自分の合格ラインが少しずつ上がってきているのでしょう。自分のイメージ通りに表現できなかったから勝手に失敗と感じています。

この数日、途中まで書いては消しの繰り返しでした。思うように文章が繋がらないのです。リセットすればこの苦しみから解放された事でしょう。

内容を変更して新しく書こうとも考えました。読んでいただいている方からすれば記事の内容が全てです。新しく書き換えようが、くだらない文章だろうが関係ありません。散々考えた結果、文章を進めることなく未完成もまま更新することに決めました。

 

カメラマンを始めた時も毎日こんな感じだったのを思い出しました。ワンカット撮るのにも何度も撮り直したり、手持ちで逆ばかり振ってしまったり、わからない事や出来ない事ばかりでした。自分には才能がないと言い聞かせて逃げたこともありました。でもたくさん失敗したから、何とか今でもこの仕事を続けられています。

 

80日間続けてきて、ちょっと出来るようになったと勘違いしていたのかもしれません。もちろん努力はしていますが、上手くてかっこいい文章なんて今の僕にはまだ書けないんです。

自分への戒めの意味も含めて前回は不本意ではありましたが更新させていただきました。そして今回はいいわけさせていただきました。もっと面白い記事書くの次回も読んで下さい。いつも勝手ばかりでごめんなさい。

 

 

【ちょっと大きい声でヒトリゴト

挑戦したから失敗したし、勝負したから負けました。