横垣哲也のミソ知る

時代に乗り遅れたテレビカメラマンがブログを始めました。

ワンカットを大切に<95日目>

あなたからしてみれば今から書くことはどうでもいいことばかりでしょうけど、僕にとってもあなたと一緒くらいどうでもいいことばかりです。

 

 

では、いきます。カメラまわりました。

ある1日の日記です。

5秒前、4、3、2、・・・。

 

 

 

朝、起き抜けで『7日後に死ぬカニ』というブログを読んで、朝からとてもあったかい気持ちになる。

 

朝食の準備中、アツアツになった、おたまをさわってしまい、手に軽いヤケドをした。

 

レタスを洗っていると、何やら黒い粒がいくつか付いている。もしや?と思い、注意深く調べると、アオムシがいた。ふと、アオムシを育ててみようと思ったが、「気持ち悪い」ということなのでいさぎよくあきらめる。

 

ムダな殺生はしたくない。家の前に大きな公園があるので、そこの草むらにアオムシを放すことにした。せめてもの餞別にレタスを3枚あげた。

 

電車の中、スマホ片手におもしろそうなブログを見つけたので読む。キツネに育てられたという男性が婚約者にその事実をうち明けるという内容。創作落語みたいでクスッと笑える。カニブログもそうだが、おもしろい文章はネット上に溢れている。

 

街を歩くとコンビニにしては珍しい外観。なんか興味はあるけどちょっと入りにくい。

 

彼とは2年ぶりくらい前に仕事をした。いつも笑顔で相変わらず優しい空気を持っている。本人曰く、コロナ太りらしいがダイジョウブ。それ以前からじゅうぶん太ってましたよ。

 

コロナウイルスの影響で母国に帰れないペルー人。120日以上も日本でホテル暮らしを余儀無くされているらしい。東京で感染者が100人以上超えたニュースよりも、ペルー人が毎日どんな気持ちで生活しているかの方が気になる。

 

悪気のないイヤミを言われた。別にいいけど。

 

天気が悪い。何の雨対策もしていない。もったいないけどコンビニでカサを買って帰ろう。

 

外は結構、雨が降っている。そういえばアオムシはどうなっているんだろう?明日の朝、観に行こう。

 

 

 

 はい、カットします。

 

 

ある1日に起きた出来事を頭で考えたり、体で感じたり、心で想ったことを、時系列通りにただ書き並べただけです。

Twitterのタイムラインみたいになりましたけど、みなさんいかがでしたでしょうか?

 

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RECボタンを押してから、次にまた押すまでの間がワンカット。

15秒の時もあれば、1時間をこえる時もある。

数百カット、数十時間にもおよぶ素材を編集して、ひとつの番組をつくります。

 

文章も20字の時もあれば、100字をこえる時もある。

それらをつなげていくことでひとつの物語をつくります。

 

僕の人生を物語るなら、 やっぱりカット数が多いほうがいい。

年を重ねると、ワンカットがだんだん長くなる傾向にある。

それがいいとか悪いとかじゃなくて、ワンカット、ワンカットに意味を持って生きたい。

 

ブログをはじめてから、人生のカット数が増えたようにおもう。

今日はいい画が撮れるかな。

 

 

【ちょっと大きい声でヒトリゴト

一日を大事にすると全てのことが尊く感じる。

 

 

 

ご精読ありがとうございました。