横垣哲也のミソ知る

時代に乗り遅れたテレビカメラマンがブログを始めました。

最善より最悪を考える<107日目>

 

 

 どんなに注意深く仕事をしていてもトラブルは起こります。

 そういう時ほど人間性が出てしまうものです。

 

 機材が壊れた。

 収録メディアを忘れた。

 車をぶつけてしまった。

 こんなことよくあってはならないのですが、思った以上によくあります。

 

 そんなときに「お前のせいだ!」なんて言っても何も解決しない。

 誰かのせいにするほどカッコ悪いことはありません。

 そんなことよりトラブルを解決するために頭をフル回転しなくてはなりません。

 

 

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 何かトラブルが起きたとき、まずは情報収集を心がけています。

 原因がわからないと対処の方法も変わります。

 ここで見誤ると進むべき方向が少しづつ連れて行き、後々めんどうなことになります。

 

 失敗しても原因をすぐに判断できたら、意外とリカバリーできたりもします。

 このとき大切なのがスピードです。

 転んで膝を擦りむいても、すぐに消毒すれば化膿はしません。

 ひらめきと経験を生かして迅速に対応します。

 

 

 なぜ、トラブルが起こると人は慌てるのでしょうか?

 汗だくになって慌てている人を見るとこっちまで不安になります。

 そういう人は情報の整理整頓ができていないんです。

 

 何か問題が起こったとき、まず僕が考えるのは最悪のパターンです。

 テレビカメラマンの場合、収録できないのが最悪です。

 それ以外の問題は妥協をすればなんとかなります。

 こういう状況の場合は割り切ることも重要です。

 

 

 では最悪のパターンが起こらないためにはどうすればいいのでしょうか?

 備えるしかありません。

 もしカメラが壊れてしまう恐れがあるなら、もう一台準備して持っていけばいいことです。

 簡単なことなのですが、意外にそれができない人が多いとおもいます。

「荷物が増える」という理由なら、民生小型カメラをカバンに潜ませればいいです。

 取材場所が都会なら、近くのレンタル会社を調べておいてもいいでしょう。

「めんどくさいから」という理由ならその考えは捨てた方が良さそうです。

 

 普段から最悪のパターンと最善のパターンを考えておくことは重要なのかもしれません。

 

 

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 今更そんなこと僕に言われなくても、みなさんならおわかりの事でしょう。


でも僕の周りには、人の失敗に対してネチネチ言ったり、トラブルが起きて焦っている大人をよく見かける事があります。

 

人の振り見て我が振り直せではありませんが、そういう大人にはなりたくないのです。

 

なかなか暑い日が続きますが、冷静にこの夏を乗り越えていければと思います。

 

 

 

 

ご精読ありがとうございました。