横垣哲也のミソ知る

時代に乗り遅れたテレビカメラマンがブログを始めました。

チャンスは待つんじゃなくて、つくるもの<109日目>

 

 

 できるだけこだわりを持って生きたい。

 一回のランチにも手は抜きたくない。

 仕事の都合で簡単に済ますことがよくあるのだが、できるだけ美味しくて体に良いものをいただきたい。

 

 美味しいサンドイッチ屋さんがあります。

 肉もたっぷり野菜も新鮮で食べ応えが満点。

 ケバブの入ったサンドイッチは泣けるくらいジューシーなのだ。

 種類も豊富でどれをいただいても美味しいんです。

 

 お店が近所ではないので、なかなか行くことができないのですが、何かのタイミングで近くに寄った際は、迷わずここに行くと決めている。

 

 

 今日は会社員になって初出社の日。

 手続き関係のこともあり会社で内勤をしていると、今からロケ車で送迎してほしいと同僚に頼まれた。

 行き場所を聞くと、あの美味しいサンドイッチ屋さんの近くなので僕は快くその仕事を引き受けた。

  

 スタッフを送り届けた後、少し寄り道をしてサンドイッチ屋さんでランチをする。

 そう、チャンスはつくるものである。

 

 

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 店内に入るとお客さんがいた。

 手前のテーブルに男性が一人、奥のテーブルにも男性が一人座っている。

 カメラマンの観察力は普通の人の約10倍ある。

 プライベートとはいえ常に何かを観察しているのだ。

 

 お店の人に注文をしていると、後ろから誰かの視線を感じる。

 実はカメラマンの背中には人検知センサーもついているのだ。

 

 奥に座っている男性からその視線を感じる。

 あまりにも気になるのでそちらの方を見たら、なんと知り合いだった。

 つい先日、テレビ業界を辞めた若者がそこにいた。

 

 

 以前のブログ記事にその若者のことを書いたことがある。

 

yokocamera.hateblo.jp

 

 若者はあいさつも相談もなく、この業界を突然辞めました。

 その時にお節介なのだが気になったので、一度メールのやり取りはして以来、それで終わりでした。

 

 

 

 その辞めた若者が目の前にいる。

 いつ?どこで?なんの待ち合わせもしていないのに、まさか街のサンドイッチ屋さんで出会うことになるなんて。

  再会したことにも嬉しいのですが、偶然出会えたことにテンションが上がる。

 

 

 サンドイッチを食べながら話をしました。

 若者はとても元気そうでした。

 メールじゃ話せなかった思いをちゃんと聞くことができました。

 名誉のためにも言っておきますが、その内容は決して悪口や愚痴ではありませんでした。

 

 嫌な思い出になっていなくて良かった。

 

 サンドイッチも食べ終わり僕たちは店を後にしました。

 たまたまではありましたが出会えて嬉しかった。

 若者も僕と出会えて嬉しかったと言ってくれました。

 

 

 初出社はとても良い日になりました。

 偉そうなことを言いますが、若者にはいっぱい色んな経験をしてほしい。

 僕もおじさんになりました。

 若者に負けないように、新しい職場でこれからいっぱい経験してやる。

 

 

 

ご精読ありがとうございました。