横垣哲也のミソ知る

時代に乗り遅れたテレビカメラマンがブログを始めました。

月一回のお楽しみ<136日目>

 

 

待ちに待ったイベントがようやくやってきました。

この日のために汗水流して頑張りました。

給料日です。

僕の場合、新しく会社員になったので初任給ということになります。

 

会社からお金をいただくことで、改めて新しい一歩を踏み出したという実感が湧いてきます。

フリーランスになった時の初任給では、良いカバンを買いました。

値段はかなりしましたが、思い切って清水の舞台から飛び降りました。

とても丈夫で荷物もたくさん入るので今でも大切に使っています。

やはり良いものはイイですね。

 さて、今回の初任給はどうしましょう。

じっくり考えて有意義に使いたいと思います。

 

 

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会社員になると収入が下がったんじゃないかと人によく聞かれます。

月の収入は減ったと思いますが、長い目で見るとそうでもないかもしれません。

年収を見比べてみないとまだなんとも言えませんね。

 

フリーランスを5年近くやってきたので、ある程度お金のありがたみを理解しているつもりです。

一般的にテレビカメラマンは撮影技術を売ることで報酬を頂いています。

ロケに出たらお金を頂き、出なければ0円なのでとてもシンプルな仕組みですよね。

なので毎日仕事があるという環境は僕にとって感謝しかありません。

しかしこれが会社員になるとロケに出ても出なくても給料は頂けるので、どうしてもありがたみが薄れてしまうんです。

これは会社員がダメだと言っているわけではなく、給料というシステム上そう感じてしまうのです。

 

フリーランスと会社員のシステムの違いでいえばもうひとつあります。

フリーランスは撮影技術を買ってもらって報酬を得ているので取引先に対して感謝をしますが、会社員は給料をいただいているので会社に感謝します。

感謝する相手が違うことで、仕事に取り組む姿勢や意識も少し変わってきます。

 

どうやら人は仕事の発注やお金を頂く相手に対して感謝しがちなのです。

 

こんなこと改めていうことでもないのかもしれませんが、少しお金の流れを確認しておきます。

例えば僕の初任給で考えてみましょう。

このお金は技術会社の売り上げから僕に給料として支払われたお金です。<技術会社→僕>

技術会社はテレビ局から撮影依頼を受けることで売り上げになります。<テレビ局→技術会社>

テレビ局はスポンサー企業のCM宣伝などの広告で利益を上げています。<スポンサー企業→テレビ局>

スポンサー企業の商品やサービスのテレビCMを観た僕が初任給で買う。<僕→スポンサー企業>

そして僕はロケをして会社から給料をまた頂きます。

これでお金の流れが一周しました。

あくまでこれは一例なので実際はもっともっと複雑です。

 

 

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説明くさくなりました。

ですが、お金の流れは感謝をする上でとても大切なことだと考えています。

お金の流れも人間関係も見える範囲しか認識できません。

見えない部分を想像して感謝できれば、もっと人間関係もお金を大切にできるんじゃないでしょうか。

 

 

 

ご精読ありがとうございました。