横垣哲也のミソ知る

時代に乗り遅れたテレビカメラマンがブログを始めました。

この2年を振り返ってみて思うこと<193日目>

 

 

 自分自身に言い訳を見つけては、毎日ブログの先延ばしにしています。お察しの通り、僕は素直で真面目で人一倍、正義感が強いんです。だから出来てない自分に対しても厳しい方なんです。

 ジャンプ黄金期に育った世代なので、『友情・努力・勝利』をモットーに生きてきました。目標の為なら、少し頑張り過ぎちゃう所があるんです。そのせいで最近も体調を崩しました。倦怠感がハンパなく、何をするにも全くやる気が起きませんでした。「元気があれば何でもできる!」ってアントニオ猪木がよく言っていましたが、ホントそうだと思います。

 会社員になって、8月でちょうど2年が経ちました。スリリングでエキサイティングな日々を毎日過ごしていたので、ちょうど体を休めるタイミングだったのかも知れません。

 

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 仕事の環境を変えよう思ったので、フリーランスから会社員になりました。最初の2年間でやろうと思っていたことがあります。

 一つは、今までより大きな規模で仕事をすることです。これはそれなりに出来たんじゃないかと思います。会社に所属したことで使える機材が増えましたし、スタッフも幅広く手配できるので、4カメ以上の大きな仕事を受けることが可能になりました。改めて資本力の大切さを実感することができました。

 もう一つは、カメラマンを育てようと考えていたのですが、どうやらこちらは、一筋縄ではいかないようです。育てたくても育てるカメラマンがいません。若手不足の人手不足。その少ない数の中から、カメラマンに興味がある人と出会わなければなりません。でもその確率はガチャで言うところの、SSRくらい激アツなんじゃないでしょうか。

 そもそもカメラマンを育てようとすること自体が、おこがましいのかも知れません。『一流の選手が、一流の指導者になれるとは限らない』って聞いたことあります。さすがに一流とまではいきませんが、これでも一応プロなので、カメラマンとしての知識も経験もそれなりにあります。しかし指導者になるための勉強はしたことはありません。撮影にもテクニックがあるように、指導方法にも何かポイントやコツがあるはずです。

 自分のことを天才撮影技師と調子こいて言っていますが、ただロケに行った回数と、撮影している時間が、他の人より長いだけのオッサンなんです。そんなやつに偉そうに指導されても、教わる方からすれば、ホントいい迷惑でしょうね。だから何度も言いますが、僕がカメラマンを育てるなんて、おこがましい話なんです。

 

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 会社が創立して今年で34年目、業界の中ではなかなかの老舗会社です。右往曲折あったと思いますが、よくぞここまで続いてくれたもんです。近い将来、この34年の歩みをまとめて、社史にしたいですね。

 それと目下の課題は会社の模様替えです。この数年でスタッフも機材も増えました。だんだんスペースが狭くなってきたので、要らないものは捨てて、普段あまり使わないものはトランクルームに置くことにしました。社内がオシャレで機能的で明るい雰囲気になると、もっと良い仕事ができそうな気がします。

 石の上にも三年。この2年で学んだことを活かして、SSRのカメラマンになりたいですね。ホップ・ステップ・少年ジャンプ。

 

 ご精読ありがとうございました。