「尾道ラーメン物語」というタイトルでブログを書いてきました。
最初に自分が思い描いた構成プランと少し違う形になりましたが、今回をもって完結することができます。(ちょっと時間かかりすぎましたね)
後日談なのですが、
ブログを書くのに色々調べているとあることに気づきました。
尾道ラーメンのお店を紹介してくれた焼き鳥屋の店名は「とりのいっとく」
紹介されて尾道ラーメンを食べた居酒屋の店名が「いっとく」
実はこの二つのお店は経営元が一緒だったんです!
しかも最近人気の「尾道プリン」もそこが手掛けていたのです!
どうりで全ての店内はレトロ調のコンセプトで統一されているし、
焼き鳥屋の店員さんも快くオススメしてくれた訳です。
この「いっとく」の社長さん。
現在46歳の若さで飲食店の他にゲストハウスなど15店舗も経営。
尾道を舞台に多角的な視点で商売をして、町を全体を盛り上げているヤリ手実業家なんです。
僕の故郷は京都です。
碁盤の目に区画整理された街には際立った高いビルもなく、山に囲まれた歴史ある古都です。
上賀茂という地域に住んでいました。
上賀茂神社が有名で京都三大祭りの一つ「葵祭」の時は、近くの賀茂川沿いには観光客で溢れかえっていました。
京の伝統野菜の「すぐき菜」を使った漬物が名物です。小学生の時、町内の道沿いに大きな樽がズラっと並んでいて漬物臭い匂いを我慢しながら登下校した記憶があります。
先日久しぶりに京都に帰って自分を見つめ直す時間がありました。
21歳の時にテレビの仕事をするため大阪で働き始めて、日本だけでなく世界数十カ国の色々な国や地域に行かせていただきました。
そこで得た知識と経験が僕を少しずつ成長させてくれました。
京都に住んでいた頃の僕が、今こうしてテレビカメラマンをしているなんて想像もつかなかったでしょうね。
違う国の文化に触れたことで多角的に比較する目線を持ちました。
いつも何気なく生活していた京都。
他の文化と比較することで実はすごい場所なんだと感じた瞬間、「もっと早くに気づいておけば...」と後悔しました。
歴史を作るには年月が必要です。京都のような歴史や伝統的な文化も、それに関わってきた人達が世代を超えて長年積み上げてきた結果なんです。
巷では「テレビはオワコン」と囁かれています。
時代の流れがどうとか言う人もいますが、僕は世代交代がうまく出来てない所に原因があると思います。
業界の先輩たちはどうお考えでしょうか?
「一世代」をネットで調べました。期間は30年と言われています。
1950代日本でテレビが普及し始めて、今年2020年でテレビの歴史は約70年近くになります。この理屈でいうと今のテレビ業界は第三世代と言えます。
今のテレビ業界を運動会のリレーで例えると、
第二世代がテレビというバトンを持って走っています!
第三世代が見えました!
第二世代がチェックマークを超えたので、我々第三世代は走り出します!
しかしバトンパスされないまま気がつけばテイクオーバーゾーンの限界ラインギリギリの所まできてしまいました!
ここままラインを超えてしまうと失格になってしまいます。
せっかく第一世代からうまくバトン受け取って走ってきたのに、なんで次にうまいこと渡してくれないんですか?
僕ら第三世代もそうですが、次の第四世代も先で待ってますよ。
面白いテレビを未来につなげましょう。
一つのエピソードから多角的な視点を持つことで話は無限に広がりを見せます。
「多角的」を覚えた僕はまたブログのレベルがアップしました。
この場を借りて尾道ラーメンに感謝すると同時に、僕のブログもそろそろ次の段階にいっとくことにします。
長々とご精読ありがとうございました。