横垣哲也のミソ知る

時代に乗り遅れたテレビカメラマンがブログを始めました。

なんともならない時こそ平常心<18日目>

長年この業界にいると様々トラブルに直面します。

機材忘れたり、寝坊したり、全部自分の過失ばかりで恥ずかしい話なんですが、そのほとんどはなんとかなるもんです。

 

テンパってると、かっこ悪いじゃないですか。

信頼感と安心感を相手に与えるのも仕事のうちです。

でもカメラが壊れてしまうとなんともなりません。

 

昔、スキー場の撮影で転けてしまい、カメラを壊した事があります。

原因は僕がスキーが滑れないからです。

もちろん行く前に、ちゃんと滑れませんって言いましたけど、やっぱり現場に行くと状況も変わってきます。

その時は予備のカメラがあったので、

アシスタントに急いで取りに行ってもらいます。

壊れた場所がゲレンデの真ん中だったんで、どんなに早くても20分はかかったと思います。

 

この20分の間、ずっと頭の中で自問自答の繰り返しです。

 

転けなかったら、

カメラ持ってなかったら、

無理してなかったら、

スキー滑れてたら、

この仕事を受けてなかったら、

カメラマンやってなかったなら、

自分はこの仕事向いてないんじゃないか、

どんどん悪い方に考えてしまい、

自分への後悔と怒りがこみ上げてきます。

 

僕は黙って待ちました。

今できる事と、戻ってきたら何をするか、だけを考えて待ちました。

 

救いだったのは、その時のスタッフがみんないい人だった事です。

誰も壊した事を責めないですし、

逆に待っているあいだ、他愛もない雑談で場の空気を繋いでくれました。

 

その時にいたスタッフも僕を責めても、たぶんなんともならないって思ったんでしょうね。

 

怒ったり、イライラしたりして、いい撮影ができる訳ありません。

カメラマンたるもの常に平常心が大事です。

 

 

 

 

もう一つブログ書いています。

ちなみ今日はそっちの方から書きました。

 

「ガッキーのブログ反省会」
 
良かったらそちらも合わせて読んでくれると嬉しいです。
https://yokocamera.hatenablog.com/


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御精読ありがとうございました。