長年この業界にいると様々トラブルに直面します。
機材忘れたり、寝坊したり、全部自分の過失ばかりで恥ずかしい話なんですが、そのほとんどはなんとかなるもんです。
テンパってると、かっこ悪いじゃないですか。
信頼感と安心感を相手に与えるのも仕事のうちです。
でもカメラが壊れてしまうとなんともなりません。
昔、スキー場の撮影で転けてしまい、カメラを壊した事があります。
原因は僕がスキーが滑れないからです。
もちろん行く前に、ちゃんと滑れませんって言いましたけど、やっぱり現場に行くと状況も変わってきます。
その時は予備のカメラがあったので、
アシスタントに急いで取りに行ってもらいます。
壊れた場所がゲレンデの真ん中だったんで、どんなに早くても20分はかかったと思います。
この20分の間、ずっと頭の中で自問自答の繰り返しです。
転けなかったら、
カメラ持ってなかったら、
無理してなかったら、
スキー滑れてたら、
この仕事を受けてなかったら、
カメラマンやってなかったなら、
自分はこの仕事向いてないんじゃないか、
どんどん悪い方に考えてしまい、
自分への後悔と怒りがこみ上げてきます。
僕は黙って待ちました。
今できる事と、戻ってきたら何をするか、だけを考えて待ちました。
救いだったのは、その時のスタッフがみんないい人だった事です。
誰も壊した事を責めないですし、
逆に待っているあいだ、他愛もない雑談で場の空気を繋いでくれました。
その時にいたスタッフも僕を責めても、たぶんなんともならないって思ったんでしょうね。
怒ったり、イライラしたりして、いい撮影ができる訳ありません。
カメラマンたるもの常に平常心が大事です。
もう一つブログ書いています。
ちなみ今日はそっちの方から書きました。
「ガッキーのブログ反省会」
良かったらそちらも合わせて読んでくれると嬉しいです。
https://yokocamera.hatenablog.com/
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御精読ありがとうございました。