仕事も徐々に動き出しました。当たり前だった日常に戻りつつあります。
こんなこと言うとあれなんですが、心のどこかで働かない生活もなかなか悪くなかったと感じる自分がいます。バランスなんでしょうね。なんでも『過ぎて』しまうと負担になってしまうもんです。
会社員の時は日祝が公休日で、盆と正月にも数日間休みがありました。公休日に仕事が入っていると平日に代休を取ります。仕事ありきで休みがある。しかしフリーランスは毎日が休日みたいなもんです。盆も正月もありません。休みありきで仕事があるんです。
我々の仕事は受注産業と同じで、制作会社やディレクターから仕事の依頼を受けて仕事をしています。いかに休みを仕事で埋めていくかという考え方になります。お声がかかればいいですけど、誰からも相手にされなかったらバイトを始めるか、新しい職を探した方がいい場合もあるかもしれません。そうならないためにも常に結果を出さないといけません。
結果出す・・・。
不安になってきました・・・。
適度に働いて適度に休む。心と体のバランスを整えるのも大切です。疲れが溜まっている状態でいい仕事ができるわけありません。体を休めるのも仕事のうちだと考えるようになりました。仕事が続いて疲れてきたらその週末を休みにしたり、来週に予定があるなら仕事を入れなければいい。一週間旅行に行きたいと思えばその期間中は休みにすればいいのです。休みが自由に調整できるっていうのはフリーランスの特権なのです。
最近、仕事のリズムに体かまだ慣れないです。あたり前ですが自粛期間中と比べてプライベートの時間が少なくなっています。早く仕事が終わっても明日に備えて寝ます。ブログを書くリズムも変わっています。早く環境の変化に慣れないといけませんね。
リモート撮影でのトラブル
以前と比べて仕事のスタイルも変わりリモート収録が増えました。わかりやすく言うと三密を避けるためにテレビ電話を使った撮影が多いです。
ネット回線を使った中継は以前からあったのですが、ここにきて一気に浸透した感じです。実際やってみるといいこともあります。例えば現場に直接行かなくてもいいから時間と経費が節約できたり、画面越しだと余計な気を使わなくて済むのでお互い会話しやすいみたいです。
しかしこの撮影、セッティングをする方はなかなか気を使います。
お互いにネット環境が無いとどうにもなりません。wi-fiは有線LANと比べて回線スピードが遅いため映像と音声が乱れる可能性が高いです。有線LANを繋げれたら一番いいのですが、ほとんどがwi-fiを利用しています。
どのアプリを使用するかでも変わってきます。zoom、LINE電話、スカイプ、他にもいくつかあります。それによっても映像と音質が違います。
先日はPCがMacだったのでFaceTimeを利用しました。その時のテレビ電話の映像はBlackmagic Video Assistで収録しました。
本番前。セッティングをして通信を繋ごうとすると・・・繋がりません。
事前のチェックでは問題ありませんでした。ケーブルを変えてみたり、電源を入れ直してみたり、設定を見直したりしますがうまくいきません。何をどうしても通信ができないんです・・・。
何が原因だったと思いますか?
原因は順番だったんです。セッティングする手順が違うとビデオ通話ができないのです。
FaceTimeをMac同士で繋いでからケーブルを結線すれば問題ないのですが、ケーブルを結線してからFaceTimeを繋ごうとするとビデオ通話できなくなるんです。
Macか?Blackmagic Video Assistか?もしくは両方か?詳しい原因はわかりませんが、おそらく先に結線してしまうと何かしらの電気信号がFaceTimeの通信を邪魔していたみたいなんです。
PCや通信に詳しい人はこんな事あたり前なのかもしれませんが、テレビの仕事しかやってこなかった僕にとって、今までの常識から考えるとこのパターンは全く想像できません。
PCは撮影機材じゃない。いつも使っている機材がちゃんと収録を考えて作られているのがよくわかりました。
Blackmagic Video AssistでFaceTimeの収録をするときは、まずビデオ通話ができることを確認してから結線しましょう。
今までの経験則では太刀打ちできない仕事がどんどん増えてくると、おちおち休んでいる場合じゃないかもしれません。
【ちょっと大きな声でヒトリゴト】
これからの時代はいろんなノウハウを持っている人が重宝されるんでしょうね。