横垣哲也のミソ知る

時代に乗り遅れたテレビカメラマンがブログを始めました。

楽より楽しい方がいい<94日目>

くだらない人生に思われるかもしれませんが、実際そうかもしれません。

「趣味はなんですか?」

人にこう聞かれて気持ちよく答えたことがありません。

趣味がないんです。

 

昔なら映画鑑賞と言っていたかもしれません。それこそ毎日2、3本観ていました。

テレビもよく観ていました。好きなドラマやバラエティ番組はリアルタイムで。

改めて考えてみると動画が好きなのでしょう。

これって立派な趣味ですよね?

 

しかし、テレビの仕事を始めてからというもの、映画もテレビも観なくなりました。

考えられる理由はいくつかあります。

仕事が忙しい、心に余裕がない、他にやるべきことがある。

動画をみる時間がなくなった。そんな日々が続くと、だんだん趣味だと言えなくなっていきます。

 

趣味って何なんでしょうね?

日常を忘れて没頭できること、そのことについて何時間でも話せること、お金と時間を惜しみなく使うことができること。

こんな感じでしょうか?

ん〜、自分で言っておきながらなんですが、これもなんか違う気がします。

ここまでいっちゃうとオタクっぽく聞こえるんですよね。

 

言っておきますが、僕はオタクをリスペクトしています。

いろんなジャンルのオタクがありますが、ひとつのことを熱狂的にハマれるのはすごい才能だと思います。「マツコの知らない世界」や「タモリ倶楽部」っていうおもしろいオタク番組もあるくらいですから、オタクはすごいんです。

 

趣味ってそれよりも、もうちょっとライトなイメージなんですね。

自分が好きなことなんだけど、相手もなんとなく共感できること。

そう、共感なんです!

相手は「趣味は何ですか?」と聞いてくる段階で、お互いの共通点を探しているんです。趣味を通してコミュニケーションをはかろうという魂胆なのです。

結局、趣味自体にはあまり興味がなくて、相手を理解する材料が欲しいだけなんです。

そう考えると共通の話題になれば、趣味なんてなんでもよくなってきました。

 

そんなこと真剣に考えてバカなヤツだと思われるかもしれませんが、実際そうかもしれません。

「趣味はなんですか?」と人に聞かれたら、

「ブログです」と答えます。

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仕事も趣味みたいなもんです。

楽しいからこの仕事をしています。

もし、カメラマンをしていなくても、写真や動画の撮影は趣味でやっていたに違いありません。

 

「趣味は仕事です」って言うと、

(いや、そういうのじゃなくて)

って、雰囲気になるので言いたくないのですが、仕事が趣味なんだと思います。

 

業界関係者のみなさんもテレビが好きだからこの業界を選んだんですよね?

 

僕は楽しく仕事する人と一緒に仕事がしたいです。そっちの方が絶対にいい仕事ができます。 

 

たまにいるんです。

楽しく仕事をしていない人。

なんでこの仕事を選んだんでしょうか?

 

楽しく仕事をしない人が悪いと否定するつもりはありません。

最初は楽しかったけど、いろんな理由でだんだん楽しくなくなったのでしょう。

もしくは別に趣味があって、お金のためだけに仕事をやっているのであれば、楽しくなくても働く気持ちはわからなくもありません。

でも、そういう人とは一緒に仕事をしたくはありません。

目指している方向が違うんです。

 

「楽しいばかりが仕事じゃない!」

そう、おっしゃる通りです。

みんなが楽しく思わないことを、報酬をもらうことで我慢してするのが仕事です。

みんな我慢して仕事をしているのです。

 

「でも趣味みたいなもんだから、我慢しなくていいでしょ?」

そんな感じで仕事をしているから勝手なことを言っているんでしょうね。

自分勝手なヤツだと思われるかもしれませんが、実際にそうです。

「仕事が趣味で何が悪い」

 

 

【ちょっと大きい声でヒトリゴト

一人で目指すより、みんなで楽しく目指したい。

 

 

 

ご精読ありがとうございます。