横垣哲也のミソ知る

時代に乗り遅れたテレビカメラマンがブログを始めました。

辞めたい理由よりもやりたい理由<180日目>

 

 

 2度目の会社員になり、早いもんで1年が経ちました。21歳で前の会社に入ったときは初々しさがありましたが、仕事のスタイルがある程度完成している40歳には太々しさしかありません。

 身の回りの環境を整えることと、結果を出すことに、たくさん時間を費やした1年でした。辛くて辛くてどうしようもない時期もありましたが、改めて振り返ってみるとまだまだやれたんじゃないかとも思います。

 最初の半年間は『覚えること』と『慣れること』に重点をおきました。簡単にいえば情報収集です。取引先との対人関係や社内の雰囲気、会社の機材の確認などです。

 じゃあ具体的に何をしたかというと『質問』です。質問は会話のキッカケを作るのに効果的だし、合わせて疑問も解消してくれます。コミュニケーションの手段として僕はよく使います。

 もう半年間は『自分』を出しました。例えば新しい機材を購入を提案したり、社内の整理整頓をしたり、自分だったらこうした方がいいと思うことは行動しました。

 当然、会社と意見がぶつかることもあります。そのときは議論をして解決方法を探ります。これにはかなりエネルギーを消費しますが、意見を交わすことでよりお互いの理解を深めることができます。

 といった具合で毎日仕事をしていたら、あっという間に1年が経ちました。2年目は少しやり方を変えて、ボチボチやっていこうと思います。

 

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 『フリーランスの方がいいのか?それとも会社員のままの方いいのか?』企業に就職してある程度キャリアを積むと、そんなことを考える人も少なくないと思います。会社は身の回りのことを色々管理してくれますが、フリーランスの場合は自分ですべて管理しなくてはいけません。

 僕もフリーを数年経験しました。面倒なことはもちろんありますが、おかげで色々社会の勉強をさせてもらいました。責任を背負うことで仕事のモチベーションがグッと上がりますし、成功すれば収入も増えます。リスクが高い環境で仕事をしていると、得るものも多くなります。何かしらの代償を払わなくては何かを得ることはできません。昔の言葉でいうところの『虎穴に入らずんば虎子を得ず』です。

 

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 決してフリーランスの方が良くて、会社員がダメという話ではありません。実際に僕はまた会社員になって楽しく働いています。

 ここで大切なのは、リスクを選ぶ覚悟があるかと言うことです。それは会社員でも同じことです。「水が合わないから」と「もっと成長したいから」とでは、環境を変える理由の意味合いが全然違います。

 最近ではユーチューバーになりたい子供が多いようです。その夢を叶えるのはとても簡単です。今すぐアカウントを作って動画を投稿すれば、誰でもユーチューバーになれます。改めて言いますが、ユーチューバーになることが重要なのではなく、ユーチューバーになって何を発信するかが大切なんです。

 フリーランスになってどんな仕事がしたいのか。どんなカメラマンになってどんな映像が撮りたいのか。そこに『目的』があります。

 フリーになることを『目的』にするのではなく、あくまで目的を達成するための『手段』であると理解しておかなくてはいけません。

 

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 僕は自分のやりたいことを実現させるために今の会社に入りました。自分の意思で行動できる会社です。おかげさまで好き勝手やらせてもらっています。身の回りを面倒みてくれる環境で、リスクを背負うのもなかなか悪くありませんよ。

 

ご精読ありがとうございました。