横垣哲也のミソ知る

時代に乗り遅れたテレビカメラマンがブログを始めました。

ロケが楽しいわけがない<162日目>

 

 

 パソコンで書いていたブログの文章が消えてしまいました。1時間以上書いた文章です。この気持ちわかっていただけますかね?

 ディレクターが編集していて急にパソコンが落ちてしまい、それまで編集したものが水の泡になってしまったという話はよく聞きます。

 そんな感じです。

 消えてしまった儚さと、やり場のない怒りと、時間が無駄になった悲しさで胸がいっぱいです。しかし嘆いていても仕方がありません。せめてこうして話のネタして、消えてしまった言葉達には成仏してもらいます。前向きに考えて気持ちを切り替えましょう。

 

yokocamera.hateblo.jp

 

 昨年末、僕と一緒にロケ行きたい人を募集しました。そして先日それが実現しました。参加者にはロケの楽しさを知ってもらうのが一番の目的です。僕のそばでロケの雰囲気を見学して楽しんでもらえればいいと考えていました。

 

 移動時間も含めるとその日は朝から晩まで一日中ロケでした。僕はカメラを担ぎ、音声マンマイクを振って撮影をしていました。一方で参加者は、ちっちゃなポーチにブロワーとセーム革と予備バッテリーを持ち、たまに三脚を上げ下げするくらいで、僕が撮影している姿をただ横でずっと見ていました。

 やはりこの仕事は体力勝負だとつくづく感じます。一日中集中力を維持するためには心も体もタフじゃないといけません。その日も一生懸命頑張りました。

 その後、撮影は問題なく無事終了。制作チームとも別れて機材の撤収が終われば、その日の業務は全て完了です。参加者は慣れない環境のせいもあってかなり疲れた様子でした。

 その日は報酬を渡して帰って頂き、後日ロケの感想をメールで尋ねました。するとこんな返事が返って来ました。

『貴重な体験をさせていただきありがとうございました。楽しいロケ(重労働)でした。

ロケ感想ですが、自分のことを棚にあげて言わせて頂きますと、何も出来ずただ突っ立っているのはある意味辛いので、もう少し雑用やら何やら押し付けて頂けたら張り合いがあって良かったかなぁと思います。ちょっとだけ疲れましたが、大変勉強になりました。参加して良かったです』

 

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 見ているだけのロケが楽しいわけがありません。人から必要とされることが楽しいんです。一生懸命がんばって結果を出すことが楽しいんです。僕は参加者にこれといった仕事を与えることができませんでした。僕は参加者にロケの楽しさを体験してもらうつもりが、辛さを体験させてしまいました。本当に申し訳ありませんでした。

 

 今回この試みは失敗に終わりました。しかしそのおかげと言ってはなんですが大きな発見もありました。その発見はまた次回にします。

 「まとめて書けよ!」って思うかもしれませんが、まだそこまで文章を書くのが上手くないんです。ホントすいません。ネタを引っ張っているつもりはないのでそこはご理解頂けると幸いです。

 

 

ご精読ありがとうございました。

 

 

【仕事がしたい日、公開中】

 ロケに行きたくてうずうずしています。なのでロケに行きたい日をLINEのステータスメッセージ、ストーリーやタイムライン上で公開しています。

 この取り組みのおかげで今月の30、31日が仕事で埋まりました。やってて良かった公文式です。

 大好評につき2月も引き続き仕事がしたい日を公開しようと思います。このシステムを真似したい人はどうぞご自由に真似してください。ぶっちゃけ超オススメです。仕事ならなんでもしますので、たくさんのお誘いを心よりお待ちしております

やりたいことをするために必要なこと<161日目>

 

 

 おはようございます。気持ちの良い朝です。っといっても外はまだ真っ暗です。時刻は朝の3時51分。新聞配達をしているバイクの音が聞こえてきます。

 

 あまりよく知らないのですが、最近ちまたでモーニングルーティーンの動画が流行っているようです。朝起きてから家を出発するまでの、何気ない日常行動をみるだけの動画です。芸人でソロキャンパーのヒロシも何気ないキャンプ動画を配信して人気を博していますよね。この何気ない動画に対して、「全てのカットに意味がある」と教わってきた世代は、どんな風にこの流行を感じているのでしょうか。

 

 ところで、こんなに朝早く起きて何をしているかというと、読書と録画チェックとブログです。今までも朝活はしていたのですが、最近は少し時間の使い方を変えた事で、とても有意義になりました。これまでだと朝活時間が60分間あったとしても、ブログならブログばかりに時間を費やしてしまい、他のやりたい事は後回しになっていました。この「やりたいけどやれない」って僕にとって結構ストレスなんです。

 そこで読書10分・録画チェック10分・ブログ40分といった具合にやりたい事を時間で区切るようにしました。すると心的ストレスが無くなり気持ちがとても軽くなりました。「やりたい事をとりあえずやって、やれない事を作る」より、「やりたい事は少しずつでも全部やって、やれない事を作らない」方が僕の性格にはピッタリあったんでしょうね。

 みなさんも自分に合ったモーニングルーティンを見つけてみてはいかがでしょうか。

 

 

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 21歳でテレビ業界に入りました。最初はADだったのに、気がつけばカメラアシスタントになっていました。それからの1年は地獄の日々でしたが、なんとか踏ん張ったおかげで、23歳の頃には音声マンとして先輩カメラマンと一緒に世界中を飛びまわりました。27歳でカメラマンになる事を決心。色んな人との出会いと別れを繰り返して今の僕がいます。

 文字で書くとたった160文字ですが、それなりに濃い人生だったと思います。お金には変えられない経験ができたのも、大切な仲間との出会えたのも、きっかけは全て「ロケ」でした。この貴重な経験を業界人だけでなく、もっとたくさんの人にロケを体験してもらうことができないものか?

 そこで昨年末に「僕と一緒にロケに行きたい人」をブログ内で募集しました。すると3名が手を挙げてくれました。そのうちの2名はテレビ業界を全く経験したことがありません。メールでお互いのスケジュール調整して早速ロケをお願いすることにしました。

 

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 そもそもロケといってもいろんなスタイルがあります。僕が主に活動しているのがENGです。最小限のスタッフと機材で取材する機動性重視の撮影スタイルです。参加者には研修という立場でカメラアシスタントをお願いすることにしました。

 お互いに会ったことも話したこともないので不安ではありましたが、あんまり詮索しても仕方がありません。とりあえず身だしなみをちゃんとしてくるようにお願いしました。動きやすくて清潔感のある格好が望ましいですね。撮影に来たスタッフがボロボロの服を着て髪型もボサボサだったら印象がよくありません。挨拶もちゃんと出来ないと感じが悪いです。世間は仕事を見る前に人を見ています。人は第一印象で決まります。

 

 報酬は交通費込みで8千円です。朝から夜まできっちりロケスケジュールが決まっていたので、時給換算にしたらかなり安いです。参加者もお金が目的で応募してくれたわけではないので受取りにくかったかもしれませんが、こちらとしても働いていただく以上、タダというわけにはいきませんのでそこは理解してもらいました。

 

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 ここまで読んで僕が好き勝手しているようにも見えますがその通りです。好き勝手させてもらっていると言った方が正しいのかもしれません。

  今回の仕事は制作会社からの発注を頂いています。先方の許可がない限りは研修として連れて行くことはできません。参加者への報酬もそうです。会社の売上の一部からお支払いさせて頂いています。

 何故こんなに勝手な事ができるのかというと、僕が信頼されているからです。そうなんです。今回、言いたかったことは『僕すごいでしょ』ではなくて、やりたい事をするためには人から信頼されなければいけません。その信頼を得るためには日々の努力しかありません。損得勘定で物事を考えていては信頼を得ることはできません。どれだけ相手のために時間とお金を使えるかが重要になります。もちろんちゃんと仕事をすることが大前提にありますが。

 

 ずいぶん長々と書いてしまいました。先に言っておきますが、今回手を挙げてくれた参加者はおそらくロケを十分に楽しむことはできませんでした。その理由は僕に問題がありました。続きはwebで!と言いたいのですがそんなサイトは無いので、次回の更新までお待ち下さい。

 

ご精読ありがとうございました。

 

 

 

【2021年1月の仕事がしたい日、公開中】

 ロケに行きたくてうずうずしています。なのでロケに行きたい日をLINEのステータスメッセージ、ストーリーやタイムライン上で公開しています。

 こんなご時世なのでスケジュールがコロコロ変わります。こまめにチェックしてもらえると助かります。

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最低1年間は続けたいので、皆様応援していただければ嬉しいです<160日目>

 

 

yokocamera.hateblo.jp

 

 これは人生で初めて書いたブログです。

 

 

 初めての投稿から一年が経ちました。振り返ってみると、言葉で気持ちを伝えるのは思ってた以上に難しかったです。

 そもそも作文が嫌いでした。ちゃんとした文章も書いたことがありません。句読点の使い方や改行のタイミングもめちゃくちゃでしたし、ら抜き言葉の意味もよくわかっていませんでした。ブログで伝えたいことは何か?相手が読みやすい言葉で表現できているのか?この日本語は正しいのか?毎回頭を悩ませながら書いています。

 しかし何度も試行錯誤したおかげで、文章を書くチカラが少し身についたと実感しています。

 

 当初は毎日更新するつもりだったのですが、結局一年間で159記事しか書けていません。

 

 打率でいうと159÷365=0.435 打率.435

 

 野球だったらかなり驚異的な数字ですね。これをブログに置き換えても意味はありませんが、一年間やってきた結果として受け止めたいと思います。

 

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 毎日ブログを書く為に必要な事とは何か。いくつかあります。

①健康であること

 体調を崩すとやる気が出ません。怪我や病気には十分注意しなければなりません。

②時間の確保

 テレビカメラマンという仕事は時間が不規則です。その中で少しでも安定した時間を確保することが重要になってきます。

③書くスピード

 ある程度自分が納得するものを書こうとすると、今の技術では最低4〜5日はかかります。構成、文章の書き方、推敲を効率よくしなければなりません。

 

  以上、全ての条件が揃わないと毎日ブログを更新することができません。もちろんこれは個人の見解ですが、実体験から導き出した答えなので、そこそこ信頼できる情報だと思っています。

 

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 一年間、ブログを頑張ってきた成果を確認する為に、書き方を少し変えていこうと考えています。毎日配信とはいきませんが週に4〜5本は書こうと思います。まだ自分でも今後の方向性は定まっていませんが、目標としてあるのは一年間で159日以上は更新するつもりです。せめて一年前の打率よりはいい成績を残したいです。

 

  今回は結果報告と決意表明みたいなかんじの記事になってしまいました。実際はもっと書いていたのですが、言いたいことだけを推敲していくとこんな感じにまとまりました。まだまだ技術不足なんです。

  最後になりましたが、いつも僕のブログを読んでくださっている方、たまに読んでくださっている方、初めて読んでくださった方、ありがとうございます。何か意味のあるブログにしていきますので今後とも応援してください。

 

ご精読ありがとうございました。

 

 

【2021年1月の仕事がしたい日、公開中】

 ロケに行きたくてうずうずしています。なのでロケに行きたい日をLINEのステータスメッセージ、ストーリーやタイムライン上で公開しています。

 大好評につき2月も引き続き仕事がしたい日を公開しようと思います。このシステムを真似したい人はどうぞご自由に真似してください。ぶっちゃけ超オススメです。仕事ならなんでもしますので、たくさんのお誘いを心よりお待ちしております。

 

男は黙ってブラックでしょ<159日目>

 

 

 コーヒーが好きです。休みの日なんか胸焼けするくらい何倍も飲みます。気分によってはカフェラテにして飲むこともありますが、ほとんどブラックです。砂糖は絶対に入れません。後味が良くないからです。社会人になる前は砂糖が入っていないと苦くて到底飲めませんでした。

 そもそもブラックでコーヒーが飲めるようになったのも、前にいた会社の先輩に勧められたのがキッカケです。

 苦いなあと思いながらもブラックコーヒーを飲み続けていると味に慣れてきたのか、だんだんブラックの良さがわかってきたというわけでなんです。

 

 ちなみにコーヒーに含まれているカフェインには、眠気を抑制したり、疲労感を減少する興奮作用があるのはご存知ですね。その他に血流を促したり、老廃物を出す利尿作用があります。睡眠の誘発を防ぎ、覚醒状態にする働きがあるので、日常生活において高いパフォーマンスをサポートをしてくれる成分でもあるのです。 

 だからといってカフェインの取りすぎも良くありません。健康な成人の場合、1日あたり400mgが人体に悪影響のない摂取量とされています。カフェインを過剰摂取すると、めまいや吐き気、興奮や不安などの精神症状を引き起こす場合があるそうです。そりゃ胸焼けするのは当然ですね。

 

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 今の会社の近所にコーヒー豆を販売しているお店があります。車で前を通るので以前から気になっていました。しかし通勤の動線でもなければ、会社からわざわざ歩いて約10分となかなか微妙な距離間なんです。コーヒー豆を買うだけの為に往復約20分も費やすのはちょっと違う気がします。行けるタイミングがあったら行こうかなっていう感じで思っていたのですが、ようやくその日がやってきました。

 

 年明け初出勤した時、社員全員に社長からお年玉を頂きました。お年玉ってアラフォーになっても嬉しいもんなんですね。

 頂いたこのお金、どう使おうが僕の勝手です。しかしこのご時世、行きたい所に行けるわけでもないですし、欲しいモノも特にこれといってありません。

 好きなコトといえば、コーヒーを飲むくらいです。

 会社で淹れたてのドリップコーヒーが飲みたかったのですが、ドリッパー無かったので代わりにインスタントコーヒーを飲んで我慢していました。せっかくなので頂いたお年玉でドリッパーを買うことにしましょう。それだったら気になっているお店でコーヒー豆を買うしかありません。

 

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 というわけでお年玉を握りしめて会社からぶらぶら歩いてお店に向かいます。

 お店の名前は『北浜ポート焙煎場』

 店内に入ると焙煎した豆の香りが立ち込めています。いくつか種類があったんですが、『おおさかブレンド』を選びました。その店を知るにはブレンドが一番だと思っています。ケニア、ドミニカなど数種類をブレンドした深煎り豆です。

 注文してから焙煎し始めるので、その場で10分くらい待たなくてはいけません。店員さんも気をつかって「出来たら電話でお呼びしましょうか」と言ってくれたのですが、僕はその場で待たせてもらうことにしました。

 待っている間、僕の注文した豆が新たに焙煎されて、さらに店内にいい香りが広がります。すると店員さんが声をかけてきてくれました。青のチェック柄がとても似合う長身のお兄さんです。

 「初めてですよね。今度来られる時があったら、事前に電話もらえれば時間に合わせて焙煎しておきますよ」と言ってくれたのですが、『いやいや違うんです。僕はこのお店に来て豆が焙煎されていく香りも楽しみながら待ちたいんです!』とは言いにくかったので、そこは「そうなんですね。ありがとうございます」と丁重に会話をしました。

 本来は挽かずに豆のまま持って帰りたい所なのですが、会社にコーヒーミルが無いので、今日のところはひとまず挽いたものを持って帰ることにします。

 

 会社に戻りコーヒーの袋を開けると社内に幸せな香りが広がります。社内にいたスタッフも鼻をくんくんしています。

 これはみんなにコーヒーの旨さを教えるいいチャンスです。満を持して若いスタッフに聞いてみました。

「今から美味しいコーヒーを淹れるから飲んでみる?」

「あ、すいません。コーヒー飲めないんです」

 

 

…いや、一口だけで…

「ホント無理なんです〜」

 

 

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 いつかの僕がそうだったように、この若いスタッフも将来何かのキッカケでコーヒー好きになってくれたら嬉しいですね。

 そんなことを思いながら飲むコーヒーの味は少し苦かったです。

 

 まだ少しお年玉が残っています。今度はその若いスタッフを誘って一緒に映画でも観に行こうと思います。

 

 

 

ご精読ありがとうございました。

 

 

 

 

【2021年1月の仕事がしたい日、公開中】

 ロケに行きたくてうずうずしています。なのでロケに行きたい日をLINEのステータスメッセージ、ストーリーやタイムライン上で公開しています。

 「わかりやすくて便利です」という声もちらほら聞こえてきました。そう言ってもらえると嬉しいですね。予定が埋まって日程を書き換える時はニヤニヤしています。引き続きたくさんの発注を心よりお待ちしております。

 

 

本当に怖いのはコロナじゃなくて、整理整頓しないこと<158日目>

 

 

「商売繁盛で笹持って来い!」

この時期になると関西ではよく耳にするフレーズです。

 一月十日は十日戎。会社に行くと福笹が置いてありました。社長が近所の戎神社へ参拝しに行くのが、毎年の恒例になっているようです。

 十日戎は番組で何度も取材したことがあるのですが、そもそも何なのかよくわかっていなかったのでスマホで調べてみました。

 

 「戎」とは七福神の恵比寿様のことで、大量追福、五穀豊穣、商売繁盛をもたらす神様です。なぜ一月十日なのかというと、色々諸説があるのですが、単純に恵比寿様の誕生日なんだそうです。ハッピーバースデー・えべっさん

 福笹は恵比寿様の持っている釣竿に見立ているとも言われています。笹の大元は竹ですが、竹は真冬でも青々とした葉をつけ、まっすぐに伸びている姿から、生命力が強く神秘的なものと考えられていました。また、真冬の厳しい風雪にも耐えられるということで、商売をするうえで訪れる苦難や逆境に耐えることができる象徴とされ、商売繁盛の縁起物となっています。

 商売繁盛ってとても前向きでいい響きです。えべっさんにあやかりたいところですが、先日も東京で緊急事態宣言が再発令されたので、ロケのキャンセルが相次ぎました。

 神社にはたくさんの参拝者がいたそうです。あやかりたいと思うのはみんな同じですね。

 

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 ロケがない日は休みかとお思いかもしれませんがそんな事はありません。ロケに行かなくてもやることはたくさんあるんです。

 ここ最近、僕が主に取り組んでいる事は整理整頓です。会社に入ってもうすぐ五ヶ月になりますが、どこにどんな機材があるのかまだちゃんと把握していません。もっと機材の事を理解したいという気持ちもあるのですが、それより何より僕は整理整頓が大好きなんです。

 整理の極意は捨てることです。最近でいうところの断捨離ってやつね。

 何を捨てて何を捨てないか頭の中でポジショニングマップを作ります。縦軸と横軸のグラフを思い描いてもらえると分かりやすいかもしれません。機材があることを知っている知らない、使いみちがあるない、という二つの軸で考えます。

 

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 そうすると【知らなくて使いみちのない機材】、【知っていて使いみちがない機材】、【知らなくて使いみちのある機材】、【知っていて使いみちのある機材】の四つに分類できます。

 

 

 まずは使いみちのない機材とはお別れします。この5年間で一度も使いみちが無かったのなら、この先5年間もおそらく使いみちはほとんどありません。なので機材があることを【知らなくて使いみちのない機材】、【知っていて使いみちがない機材】は容赦なく処分します。

 次に機材があることを【知らなくて使いみちのある機材】ですが、これは普段あまり開けない引き出しや棚の奥の方に隠れています。

 それらを引っ張り出して机の上に広げ、一つ一つチェックしていきます。するとまだまだ使える機材や、少し修理してやれば復活する機材など、掘り出し物がたくさん出てきます。

 整理整頓の醍醐味と言っても過言ではありません。フリーマーケットやガレージセールに参加している気分になります。

 こうしてみると、古くてどう考えても使いみちのない機材がほとんどですが、昔はこの子達も頑張って会社を支えてくれていた仲間なんだと思うと、お別れするのが少し寂しい気持ちになります。機材と話すことはできませんがこの場を借りて感謝の気持ち伝えたいと思います。長い間、お疲れ様でした。

  最後に【知っていて使いみちのある機材】毎日使っている機材なので整頓します。この子達は現役で利益を生み出してくれている大切な仲間なのでキレイキレイして可愛がってあげましょう。

  整理整頓された環境は気持ちがいいです。これでもっと良い仕事ができるに違いありません。掃除ってやらなきゃいけないと分かっているのに、ついつい先延ばしにしてしまいがちですよね。

 

 

 仕事が無くて不安に感じることもありますが、今しかできないこともあると思っています。本当に怖いのはやれることが全く無くなった時です。

 

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 その夜、仕事終わりで近所の神社に参拝しに行きました。そこそこ遅い時間だというのに、まだまだ人は多いです。

 えべっさん、今年もホンマにたのんます。

 

 

 

ご精読ありがとうございました。

 

 

 

【2021年1月の仕事がしたい日、公開中】

 ロケに行きたくてうずうずしています。なのでロケに行きたい日をLINEのステータスメッセージ、ストーリーやタイムライン上で公開しています。

 1月13日には関西も緊急事態宣言が再発令されそうです。今年もまだまだコロナと向き合って行かなくてはなりそうですね。色々厳しい状況かと思いますが、たくさんのロケ発注を心よりお待ちしております。

 

 

正確な性格が必ずしも正解とは限らない<157日目>

 

 

 時計はアナログ派ですか?デジタル派ですか?

 テレビの左上隅にも、スマホのホーム画面にも、普段生活しているとありとあらゆる所に時計があることに気がつきます。

 アナログ時計は直感的に時間を把握できます。一方デジタル時計は正確な時間がわかります。両者ともに共通していえることは『今の時間を知る』ための道具です。

 ちなみにですが会社には時計が四個あります。なぜかそれぞれが違う時刻をさしています。いずれも正確な時刻ではありません。 アナログ時計を少し早めに針を回しておくことで、遅刻しないようにしようという考えは百歩譲って理解できます。しかしデジタル時計が狂っているのはどうも違う気がするのです。

 

 

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 「時間」について考えるのが面白いです。一年が365日あることは言うまでもありません。地球が太陽の周りをぐるっと回って元にところに戻ってくるまでの日数です。でも実際は一周するのに約365.2422日かかります。4年に一度閏年を設けて1日増やすことでそのズレを修正している訳です。しかし1年が約365日かけて巡るというのを発見したのが、約6000年前の古代エジプトの人だという事はあまり知られてないでしょう。

 もちろんそんなことはネットですぐに調べられます。しかし自分で調べる、もしくは誰かに教えてもらわないかぎりそれを知ることはなかなかできません。

 

 会社の時計に話は戻ります。他のスタッフに時計の時刻がズレていることを尋ねても、どうやらこれが当たり前になっているのであまり気にならないみたいなのです。もし僕が会社にある全ての時計を正確に合わせてしまうと、その環境に慣れ親しんでいたスタッフ達の時間軸が狂ってしまい、社内で混乱が起きるかもしれません。時間のズレに気づいてしまった中途入社の僕は、会社の時計の時刻を世界基準に調整し直すか。はたまた会社基準の時刻に僕が合わせるのか。さてこの問題、どうしたものでしょうかね。

 

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 昨年末、一緒にロケ行きたい人を募集しました。応募頂いた方からある質問が届きました。

 「ずぶの素人ですがロケに参加してもよろしいのでしょうか?」

 僕は質問の意図を考えました。おそらくプロの中に素人の自分が加わる事に対して不安があったんでしょうね。そう考えてしまうのも仕方がありません。僕も同じ立場なら考えるでしょう。こういうタイプの人は周囲に気を配れる優しい方なんでしょうね。僕も同じタイプなのでよくわかります。

 

 失敗して迷惑をかけてしまうと考えるから不安に思うんです。どんなプロでも始めは初心者です。できない事をできるように努力する事はとても大切ですが、それよりも最初は自分に何ができるかを自覚して行動することが肝心だと僕は考えています。人は失敗してしまうと自信が無くなったり、注意されると萎縮してしまいます。そうなってしまうと誰かに指示されないと何もできない思考になってしまいます。

 なので自分にできる事とできない事を知っておいた上で何もしなくて大丈夫です。

 

 とはいえ不安は拭いきれませんよね。なので応募してくださった方々に僭越ながらこの場を借りてお願いしたいことがあります。

 ①ちゃんとあいさつをしよう。②チームでコミュニケーションをはかろう。③時間を守ろう。この三つを心がけてやれば間違いありません。やろうと思えば誰だってできることです。

 いずれにせよロケに関して何も心配する必要はありません。その日一日を楽しく過ごす方がお互いにとって何百倍も大切なんです。

 

 最後に遅刻だけはしないよう注意しましょう。家の目覚まし時計の時刻がズレていないか確認することをオススメします。

 

 

 

ご精読ありがとうございました。 

 

 

【2021年1月の仕事がしたい日、公開中】

 ロケに行きたくてうずうずしています。なのでロケに行きたい日をLINEのステータスメッセージ、ストーリーやタイムライン上で公開しています。コロナの影響で仕事が一件延期になってしまいました。なので昨日新たに更新しています。たくさんのロケ発注を心よりお待ちしております。

 

 

 

知らないだけで探せば必ずどこかにいる<156日目>

 

 

 海外ロケに行った時の話です。ホテルから夕食を食べに街へ出かけようと現地のコーディネーターがタクシーを呼んでくれました。数分後、一台の乗用車が到着。運転しているのは普通のオッチャンです。車内にはメーターらしき機械は無く、ダッシュボードにiPadが装着していただけです。

 勘のいい方ならもうお気づきでしょう。Uberです。僕はこの時、人生で初めてUberを利用しました。今でこそ日本にも浸透していますが、当時何も知らない僕は衝撃を受けました。

 何が良いって事前にスマホで行先を伝えているので、運転手と会話しなくてもいいんです。日本語以外話せない僕みたいな方にはとても助かります。しかも支払いは後日カード決済なので安心です。

 このシステムを考えて実行した天才的な人は一体誰なんでしょう。気になりますが自分で調べる程でもないので、興味が沸いた方は調べて僕に教えて頂けると嬉しいです。

 

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 2020年12月31日をもって一緒にロケ行きたい人の募集は締め知らせて頂きました。3名の方が一緒にロケに行きたいとメールを送ってくださいました。

 予想に反して多かったと思っています。ブログのアクセス数からみても読者はおそらく50人くらいです。こんなに狭いコミュニティー内だけで3名もいるなんてすごくないですか?自慢とかそんな類の話じゃなくて単純にそう思う訳です。テレビ業界や撮影現場に興味を持ってくれる人や、ロケに行きたくても行けない人は、自分が知らないだけで必ずどこかにいるんです。

 それでいうとSNSのフォロー数が多いカメラマンやディレクターが、同じようなことを発信すればより多くのメールが届くはずなんです。もう少し軽い気持ちでお互い発信することができれば、この業界に興味を持ってくれる人が増えるのではないでしょうか。

 その為にはもっと具体例が必要なんです。どんな人物が応募して、どうやって仕事を任せるのか。おそらく同業者が興味があるのはここでしょうね。個人情報は一切公開できませんが、どうやってスケジュールを調整して、どんな楽しいロケになったかは、後日改めてみなさんに共有しようと考えています。 

 

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 前々回のブログから新たに告知をしています、2021年1月の仕事をしたい日をLINE上で公開しています。こちらは年末年始ということもあってまだ連絡はありません。

 ロケに行きたい人を募集した後は、ロケに連れて行ってくれる人を募集しています。別に募集が好きな人ではありません。今まであまり誰もしてこなかった試みをするのが好きな人ではあります。

 「興味はあるんだけど、何をどうすればいいのかわからない。」こんな風に考えてしまうのは僕だけじゃないと思います。要は始めるキッカケと後押しが無いだけなんです。

 もしもロケをお願いする人とロケに行きたい人とが繋がれるアプリがあったらどんなに便利ですよね。Uberの創設者ならきっと実現できるでしょう。誰なのか気になりますが、やっぱり自分で調べるほどでもないので、興味が沸いた方は調べて僕に教えて頂けると嬉しいです。

 



ご精読ありがとうございました。

 



【2021年1月の仕事がしたい日、公開中】

 ロケに行きたくてうずうずしています。なのでロケに行きたい日をLINEのステータスメッセージ、ストーリーやタイムライン上で公開しています。仕事を断っているのはたまたま日程が被っているだけなんです。忙しそうに見えて本当は暇なんです。たくさんのロケ発注心よりお待ちしております。