横垣哲也のミソ知る

時代に乗り遅れたテレビカメラマンがブログを始めました。

僕に仕事のお願いをする理由<178日目>

 

 

 今年の1月からLINEのステータスメッセージで『仕事がしたい日』を公開しており、普段からお付き合いのある方からは大変便利だとご好評いただいております。

 時間がない時にカメラマンを探すのってなかなか骨が折れる作業なんです。先方からするとわざわざ電話やメールで確認しなくても済むし、こちらとしてもスケジュールが合わなかった時にお断りする回数が少なくなるので、お互いの作業効率がめちゃくちゃいいんです。

 そしてつい先日『仕事がしたい日』に興味を持ってくれた知人のカメラマンが、このシステムを真似してくれました。すると公開してすぐに仕事の連絡が入ってきたみたいで、知人もこの効果にビックリしています。

 

 このアイデアにはまだまだ可能性があると思います。引き続き『仕事をしたい日』を公開していきますので、たくさんの発注を心よりお待ちしています。

 

yokocamera.hateblo.jp

 

 会社員になってもうすぐ一年になるのですが、僕が抱えている仕事のほとんどが個人に来た仕事です。誤解しない為にもお伝えしますが、会社組織に入ったからこそ受けられる仕事もたくさんあるので、僕一人だけの力だとは思っている訳ではありません。窓口が僕になっているというだけの話です。

 いただいた仕事は一生懸命しています。周りの人に対しても思いやりや気配りを持って接しています。でもそんなことが理由で僕に仕事をお願いするものなんでしょうか?もしも僕がディレクターだったとしたら、どんなカメラマンにお願いしたいと思うのか考えてみました。

 

 一番に思いついたのはやっぱり技術があるカメラマンの方がいいですね。センスが良くてカッコいい画をたくさん撮ってくれたら最高です。次にコミュニケーションがちゃんとできるカメラマン。仕事の相談から他愛のない話まで、気兼ねなく話がしたいです。あとは仕事の早いカメラマン。僕がせっかちなので、そのペースに合わせてくれるとストレスなく仕事が進みます。

 他にもいっぱい挙げるとキリがないのでこれくらいにしておきますが、はたして今の自分を顧みたときに、理想とするお願いしたいカメラマンに自分はなれているんでしょうか?

 

 

yokocamera.hateblo.jp

 

 

 技術は最低限あります。でも知識はあんまりないかもです。たまに自分でもかっちょいい画が撮れたと思うこともあるので、センスが無いって事はないはずです。経験値もそれなりに積み上げてきたつもりです。コミュニケーションをとるのは得意な方かもしれません。ただ自分に正直な人間なので相性が合わないと感じた相手には露骨な対応をしてしまいます。仕事は早いです。ただ早さを求めすぎるあまり、自分に妥協してしまう所があります。これに関してはいつも反省しています。

 

 以上を踏まえて考えると、もし僕がディレクターだったとして自分にカメラマンの仕事をお願いしたいかって聞かれると、絶対にお願いしたい!って感じじゃないかもしれません。

 

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 もし知り合いのディレクターが30人いて、毎日違う人が仕事をくれたらそれだけで1ヶ月休みなく仕事をすることができます。そんな単純な話じゃないことはもちろんわかっていますが、その人数が300人、3000人いたとしたら、1ヶ月休みなく仕事をすることができるかもしれません。

 

 何年も同じ場所で同じ仕事をしていると仕事相手も毎度お馴染みになってきます。新しい仕事も大切ですが、今までお世話になっている方々からまたお願いしたいと思ってもらえるようなカメラマンになりたいものです。

  おかげ様で多忙な日々を過ごさせて頂いているのも、ひとえに皆様からのお力添えがあってのことです。いつもありがとうございます。

 最後に感謝の気持ちを述べておきながらこんなことを言うのも変な話ですが、どうして知り合いのディレクターは僕に仕事をお願いしてくれるのでしょうか?

 それはおそらくそのディレクターが、知っているカメラマンの人数が少ないだけなんだと思います。でもそのおかげで僕は今日も仕事ができているわけですから、くれぐれも他のカメラマンと知り合いにならないようお願いします。

 

 

ご精読ありがとうございました。